花粉症の思い出 | みつはしちかこオフィシャルブログ「小さな恋のダイアリー」Powered by Ameba

 

まだ「花粉症」という言葉が流行ってないころ(鼻炎アレルギーとは言っていたようだが)、私は先がけてひどい花粉症になった。
ズビズビズビズビ四六時中鼻水が出て、花をかみながら仕事をしていた。どうも、特に仕事中がひどかったようだ。
ウチの庭には焼却炉(ドラム缶のような簡単なもの)があって、よくクズかごに山盛りになった鼻紙を燃やしていた。

そんな時、マンガ家のパーティーがあった(外出時はいつも、鼻炎アレルギーの薬を飲んでいた)。パーティーで、憧れの馬場のぼる先生に「私、春は花粉症でたいへんなんです」とか言ったら、「ホウ、花粉症とはロマンチックですなあ」と仰った。
!花粉症がロマンチック!?とは。

私は花粉症でゆううつになるたびに、馬場先生の「ロマンチックですなあ」という言葉を思い出して(現実は全くロマンチックとは正反対の状態なのに)、故・馬場先生のことをロマンチックに思い出している。