さみしい夜の電話 | みつはしちかこオフィシャルブログ「小さな恋のダイアリー」Powered by Ameba

さみしい時は、友達に電話する。

Eさんとの電話は次第に自慢話になり長くなるから、「あー、電話するんじゃなかった」と思ったりするのだけれど、長いこと呼び出し音が鳴って、もう切ろうと思った頃、やっとEさんが出る。

「コンバンワー」(大抵夜遅くかけるので)と言うと「ヒャーうれしい、みつはしさんね!」と大層大げさに本気でよろこんでくれるので、私はこの「ヒャー、うれしい!」が聞きたくて、落ち込んだ時なぞ彼女に電話する。

そういえば昔、大好きだった片思いの彼から電話がかかってきた時も、私も心の中で彼女のように「ヒャー、うれしい!」と思ったんだったっけ(言葉には出さなかったけど)。

Eさんは本当にうれしそーに「ヒャーうれしい、みつはしさんね!」と言ってくれる。

でもちょっと待てよ、あんなにうれしそうに第一声を発するEさんなのに、彼女のほうから私へ電話がかかってきたことはないんじゃない? なんだろう? 電話代がもったいないから?

電話でいつもうんざりする程長話する人がいるじゃないですか。私の方で「うんうん」「へえ」とかそっけない相づちを打つようになったら気がついてほしいと思うのだけど、とうとう私が
「電話代がかかるからもう切るね」と切り出したら、「いいのよ、気にしなくて」と来た。

そろそろ、その長話好きのNさんから電話がかかってくるころじゃないかなー。

さっきは「お姉さん! いくら電話してもケータイ鳴らしても出ないじゃない」「又Nさんと長話でもしているんじゃないかと思って」と、妹がアツアツのマカロニグラタンを持ってきてくれた。
電話は受話器が外れていたし、ケータイはバッグの奥にマナーモードになって入っていたし、スイマヘン。