少女がスカートをひるがえして思い切りブランコを漕いでいる。
背景はみどり一色。大きく後ろに漕ぐ度に青葉の世界に跳んでいきそうな少女。
美しい光景だとみとれてしまう。
そこで一句 「ブランコの 少女は青葉に 呑まれさふ」
シャボン玉を吹く若いお父さんがいる。シャボン玉がふわあっと飛んでゆく。子供たちが追いかけてゆく。シャボン玉たちは次々と消えてゆく。
「シャボン玉 消えると戻る 子供達」
空を仰ぐと木もれびがちらちら眩しい。
「木もれびとは やさしき言葉 夏木立」
公園のベンチでたちまち3句できました。うまいか下手かは別として。