ある日、親戚の家に行った時の出来事。
口にした人に悪気は無いのだが、兄弟が出来て複雑な兄ちゃんには突き刺さる一言だったらしい。
見ていた義母が気がついてちぶれを抱っこしようとしてくれたのだが、その時には完全にいじけモードに入っていた。
仕方ないよねえ。一族集まる場だと、どうしても赤ちゃんに皆の関心が集まっちゃうからね。
赤ちゃんはいるだけで褒められるけど、三歳児は色々と叱られるしね。
家に帰りたくなるのも無理は無い。でも、一人じゃ帰れないだろお前(笑)。
結局、こういう時に効くのが母ちゃんの抱っこ。
とにかく上の子は優遇して構ってあげなくてはいけない。
あと数年したら母ちゃん抱っこじゃフォローできなくなるんだろうけど。
ちぶれも三歳で、色々と分かる年齢になってきたし、記憶もきちんとしてきた。
今年はちゃんと夏休みをやってあげよう!
そんな訳で盆休みもちぶれ一人だけ構ってあげようと、旦那がちぶれをプールに連れて行ったり、サッカーボールを買って公園でサッカーしたり。
海にも結局全部で二回行けたしね。虫取りもやったし。
ちぶれと父ちゃんと二人でスーパー銭湯にも行った。
父ちゃんサービスデーだねえ、とちぶれに言ったら、「とうちゃんデーだったら、いやだ。か~ちゃんと~」
と言い出した。
父ちゃん、連休中頑張ったのに(汗)。
「いいんだよ、父親なんてそんなもんさ」と旦那が呟く。
う~ん、いつもながら旦那が冷たくされている・・・。
それでも、スペシャルサービス週間が効いたのか、連休明けはちぶれ保育園に元気に通っていった。
母ちゃんは平日に入ってやっと休めるよ。
でも、最近本当に思うのだけど、母ちゃん抱っこが特効薬でいられるのはあとどれくらいだろう。
こちぶも人に預けるようになるだろうし、母子で密着していられるのもあと少しなのだろうなあ・・・。
男の子は、成長したら家を出て行くものだし、そうでなくてはいけない。
母親は、息子にすがりついても、すがりつかれてもいけない。
ちぶれに冷たくされるたびに「父親なんてそんなもんだ」と旦那はぼやいていたが、それを言うなら母親なんて子供にとっては踏み台みたいなものさ。
さんざん密着しておいて、大きくなったら振り返りもせずに離れていくさ。
まず中学生くらいの時期には鬱陶しいだの言われて嫌われるだろうしねえ。
嫁もらう頃には完全に離れておかないと嫁さんに悪いしね。
その時に向けて、自分だけの趣味や世界を今からきちんと作っておかなくてはね~・・・なんて先走った事を考えてしまう母ちゃんであった。
そう思うと、今の時期も鬱陶しくは無くなる・・・・・・かな?(笑)。でも、やっぱり暑苦しいな~。