かんぴょうは
ゆうがおの実を薄く剥いて干して作った乾物です
↑みなさんが知ってる「かんぴょう」からは想像つかないゆうがおの実
この実を剥いて
干すとかんぴょうになります
乾物は保存がきくと思いますが
その保存性を保つため二酸化硫黄が使用されています。
お店で見かける白いかんぴょうは二酸化硫黄が使われたものです。
二酸化硫黄は見栄えをよくするために使うというより、
防虫防カビ対策として使用されています。
「無漂白」と記載されているものは
保存料を使っていないものです。
よく
漂白してある方がキレイだし高いですか?
と聞かれるのですが
保存料未使用の方がかんぴょうを作るまでの手間がかかるため
割高になってしまいます
真っ白い漂白かんぴょうと並ぶと
無漂白かんぴょうは飴色をしていて見栄えは悪いですが
かんぴょう本来の甘みがほんのりと口の中で広がります
保存しやすいのは漂白かんぴょうなので
小売店ではそちらを置いている事が多いです。
この二酸化硫黄は温泉と同じ成分で
水に流れやすい性質があります。
なので白いかんぴょうをお買い上げいただくと袋に
「水洗いした後、塩でよくもみ洗いしてください」
と記載されています。
この手順は二酸化硫黄を洗い流すためにしているのです。
塩でのもみ洗いが十分でないと、酸味が残ることがあります。
保存料とする場合の二酸化硫黄の量は国から決められた数値以下で使用しています。
口にしても体に害はありません。
それでも口にするものなら、おいしくいただきたいので
水洗いと塩もみはしっかり行うのがポイントです
基本のかんぴょうの戻し方はこちらをご覧ください
↓↓↓
保存しやすいので手軽
かんぴょう特有の食感が楽しめる
- 味付け干瓢(かんぴょう巻きなど)
- 昆布巻き ロールキャベツ
- 長く煮込むもの
かんぴょう本来の甘みが感じられる
さっと洗うだけで使える
- かんぴょうの味噌汁
- カミナリ汁
- サラダ
- 短い時間で調理できるもの
どちらも用途に応じて使い分けると便利です