私の修業時代 第64話
自業自得〜鼻っ柱を折られる
*ここまでのあらすじ*
1987年昭和62年に高校を卒業した私は
横浜の調理師学校に入学
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スペイン料理店でアルバイトをしながら調理師学校を卒業
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サテライトホテルヨコハマへ入社。
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サテライトホテルヨコハマを1年ほどして退社。
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神戸へ放浪の旅(姉のアパートに居候)
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パティスリード銀座レカンに入社
〜ギャルソンからスタート
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パティスリード銀座レカン新宿三越店へ
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半年後、
パティスリー銀座レカン銀座本店へ
目覚めたコンビニの店内は何も無かった様に静かでした。が、床にはこすられたような血溜まり、破けたダウンからこぼれた羽毛が散らかり、、
心配そうで、ちょっと迷惑そうにも見えるおばちゃんの視線。。
店内で騒動を起こし、汚してしまった事をコンビニのおばちゃんに詫びて、
痛みをこらえ自転車に乗り立ち去りました。
その時は、、何とも言えない惨めな情けない気持ちになり、自分に対して腹立たしい感情が湧いてきました。
相手に対してよりも、自分の態度や行動が招いてしまった災難のような気がしました。仮にそこで喧嘩になりお互いに殴り合ったとしても、、。
この騒動をうまく回避出来なかったか?
もう20歳過ぎた大人があまりにも幼稚で、殴り合う程の理由にはなりませんし、自分の行動にもっと慎重になり、危機管理能力を身につけなければと、反省しました。人生台無しに成るとこでした。
仮に私が先に手を出していれば、
相手から傷害罪で訴えられたり。。
また、
法外な慰謝料を請求されたり、、。
もしかして
事が大きくなれば会社をクビになったり、、。
高校時代に
多少の喧嘩や数人に殴られたりは経験してました。ので、、、またやっちゃったなと、、。
類は友を呼ぶと言いますが、
やはり同じ雰囲気の者同志がトラブルを起こすのであって、そちら側に行って人生踏み外さない様にしないと。。
高校時代、
目があった!メンチきった!?で何度喧嘩のトラブルになったか…。あの田舎高校生の野蛮の日々に、サヨナラしたくて上京したのも有りました。。
アパートに帰って鏡で顔を見ると、
何ヶ所か腫れてましたが、まぁ、何とか仕事には行けそうな、病院には行かなくても大丈夫のようでした。
しかし、
殴られた鼻の骨はちょっと曲がっているようで、触ると滅茶苦茶痛い!お陰で今でも鼻っ柱はちょっと曲がってるんですが、、文字通り鼻っ柱を折られちゃったんですね。。腹や脇腹も痛いけど、骨折などはしてないようですし、、。
銀座や新宿、東京で働きだして
こっちに来て2年が過ぎ都会にも慣れ、
新宿三越で店長代理の様な立場になり、
パティスリードレカン新宿店を無事に勤め上げ、
銀座の本店に復帰が決まり、、。
ちょっと調子に乗っていたのかも知れません。
サブマネージャーの忠告はこう言う事かも…。
その日は傷口をしばらく氷や水で冷やし、明日になれば腫れが引くことを祈り、眠りました…。
もうすぐクリマスって言うのに、、、、。
次回は 第65話 銀座本店へ凱旋!?