修業時代 第31話 いざ後楽園 | シェトミタカ通信

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patisserie opened in beppu in 1997


さぁ明日からゴールデンウィーク2024のはじまりですね

本日はバスクチーズケーキや焼き菓子など、ゴールデンウィークのお土産用の方が多かったようです。


シェトミタカはゴールデンウィーク中も
月火がお休みになりそれ以外は営業中です。


楽しいGWをお過ごし下さい♪






私の修業時代 第31話 いざ後楽園


あらすじ

1987年昭和62年に高校を卒業した私は、横浜の調理師学校へ入学し、スペイン料理店でアルバイトをしながら少しずつ新生活になれて来た頃には就職活動。不採用になったりいろいろ経験し無事に就職先も決定したのでした。
サテライトホテルヨコハマの菓子部門に入社し、1ヶ月が過ぎた頃、休日に都内のサテライトホテル後楽園へ…。

※登場人物は全て仮名です



サテライトホテル後楽園に行くために、
横浜駅に集合した新入社員は私と氷川さんだけでした。シフトの関係もあって参加者は少なかったですね(笑)

後楽園に向かう電車の中では二人でしたが、あまり話した事のない氷川さんが喋ってくれ退屈はしませんでした。

神奈川県内の高校を今春卒業して入社した氷川さんは、高校生でも充分通じるちょっと気の強い明るく素敵な女性でした。 今日は二人だけなのは承知で、彼氏とは遠距離恋愛中だし暇なので私を案内してくれるようです。後楽園に行く電車の乗り換えも全て教えてくれ、連れてってもらいました。


サテライトホテル後楽園へ訪問すると、新入社員の皆んなが歓迎してくれました。


坂下さんからは、

『え〜、二人で来たの!? カップルみたいだよ〜』と笑われましたね。


後楽園ホテルのショーウィンドウに映る私と氷川さんを見て、初めて気づかされました(汗)


サテライトホテル後楽園ではランチを食べ、お茶をして新入社員達の働いてる姿も拝見したり、、再会を喜びました。
まぁでも皆んな仕事中ですし、邪魔になっても困るでしょうから、早々とホテルを後にしました。


『せっかくここまで来たんだから後楽園遊園地で遊んで帰りましょう〜』と氷川さんに誘われ、乗り物に乗ったり、小学校の子供会以来の遊園地でした。

どちらかと言うと、サテライトホテル滞在より遊園地がメイン?になった後楽園訪問でした。
あの頃は後楽園遊園地、後楽園スタジアムでしたが、今は東京ドーム、東京ドームシティですね。







後楽園ゆうえんちでたっぷり遊び、帰りの電車に乗る頃には氷川さんとはすっかり気心の知れた仲になっていました。
1日遊んで横浜駅に着いた頃には、すっかり暗くなっていて夕食の時間帯でした。


『もうこんな時間ですね、晩御飯でも食べますか…』氷川さんが聞いてきました。


『もう帰ろっか〜、じゃあまた!』私は小走りで駅の雑踏の中に消えて行きました(汗)


氷川さんからのせっかくの食事の誘いを断ってしまいました。女性と一緒に夕食を食べる勇気が無かったですね。
昼間のホテル内ランチは想定内ですが、、
夜のディナータイムに女性と2人っきりで食事なんて想定外!今で言う草食系男子?でしょうか。


多分、急に氷川さんを女性として意識してしまったんでしょうか、、食事くらい付き合えないなんて情けないですね。

坂下さんにも好意を持っていましたが、友達としてでしたからね。恋愛よりも仕事の方に興味が有りましたし、まだまだ彼女とかは修業の邪魔になるって真面目に思ってた頃でした。。