手をつなごう
ぎゅうっっと じゃなくてもいいよ
でも
ずうっっと ね
ふたりのtowanoやくそく
2023.5.11.早朝サツエイ
イツモノカメラマンサマ
あなたは、どんなおじーちゃんになってるのかなあ
あれから二年
14歳八ヶ月ちょっとから二年
まだ歩けてるのかなあ
よたよた、ふらふら、なのかなあ
それとも、寝たきりなのかなあ
それともそれとも、意外にげんきでかわりないのかなあ
そんなことを朝から晩までおもう
あなたの老いにつきあい
介護をとことんしてから
‥母にしたりなかったぶんも
母のもとへおくりだす
それが、ずっとずっと、なによりの願いだった
やさしいやさしいやさしすぎる瞳
ふかい深い瞳
ひいおばぁちゃんにさいごにあったときとおなじ瞳
もともと、いつもママと言ってた
「まかろんって、ひいおばぁちゃんとそっくりのお目目だよね」って
そんな瞳そのもの
ねえねのかたわら、たえず、つかずはなれず
そばにいてくれようとしてきた手足
あの日々、ボクたちのもとにとどいた、やさしさたち、そのほんのほんの一部
あれから二年
お花さんたちはお空へいったし
美味しいものはねえねのおなかへ
あのころ、ふたりぐみに、たくさんのやさしいお声かけをいただいたものの
できるかぎり、お気持ちだけうけとり、おことわりさせていただきました
ですので、ここにあるお品品だけでなく
もっともっともっと
ふたりにはあふれるほどの、やさしさがとどきました
南の島からの貝殻のメッセージのかたわらには
さいごの夏のお土産‥海の雫
お友達手折りの千羽鶴
あの数日、忙しい日々のなか、一生懸命折ってくれた
この一羽また一羽に、あの日からの日々
ねえねの祈りもこめてきた
「まかろんからねえねへの手紙」
あの日から、おりふし、ふと届く
そんなやさしすぎる代筆も、もう何通になったでしょうか
そんなお友達からのお庭の薔薇は
いまは、もう、茶色になって千羽鶴のかたわら
‥いつもは、お気にいりのサイドテーブルに
あの春
もらったチョーカー「海の王子さま」
ふたりのミニ写真集に
廃版ひさしいものをさがしてくださった、ご本
この本をまいにちのようにみてる
ミニ写真集には
そんなお揃いで
あの数日のねえね
なぜかふしぎに
かなしみもくるしみもかんじていなかった
しずかでおだやかだった
わかりながら
「いま、あたえられてる時間」を愛おしいと
心底おもっていた
カートを押して歩き
お城をみて
泡泡をふたりでたのしんだ
ともに歩いてきてくれた手足を
そっと握りしめつづけた
‥あの事件直後の十二時間とおなじように
南の島からの花冠や、花や果物とともに
ふたりきりのパーティーもした
あの五日間のじかんには
悔いというものがまったくない
そんなふうにすごせたことに、ありがとうと呟く
ねえねの王子は、永遠に
しあわせの王子さま
かわいそうな子、ひどいめにあってころされた
気の毒な子
などではけっして!けっして!なく
そんなものにはけっして!したくない!
きらきら光りにつつまれる
最愛最幸の王子
そうあってほしい
それがねえねの心底の願い
それはいまもおなじ
可愛い小箱はいま
ミニミニーズのお花畑の遊びばしょ
お友達から贈られた一枚の絵
王子の絵を描きつづけてくださった作家さま作
そのかたは、あの日々、ふたりの道をわざわざ
こっそり歩きにきてくださった
この絵の元になった写真を撮ってくださった、
カメラマンさんには、なんども
南の島のふたりを撮っていただいた
そうして、そんなふたりの絆式の
機会を贈ってくださった、南の島のmadam
どれほど、お世話になってきたのだろう
madamなしには、ふたりの第二の我が家
第二の故郷はありえなかったのだから
あの一週間まえくらいにお納めした
毎年恒例の、願いの こいのぼり
あのあと、わけをお話しして、手元にもどしていただいた
叶わなかった願いと祈り
14歳八ヶ月すこし
つい半月まえの健康診断
関節痛以外、まったく問題なし
いまにも、この瞬間!こちらのせかいから
おっこちてしまいそうな、ふたりぐみ
こっちのせかい
なんか!だいきらい
そうおもいながら、かすかにかすかに
やっぱりすきかも?なんて
だって、ふたりであるいてきたせかい、なのだから
ふらふらあてどなく、そのじかん
そのじかん、やりすごしつつ
おっこちそうな、綱渡り
そのたびごとに、たくさんたくさんの手があちらこちらから、ふとのびてきて
ふたりをささえてくれた
そのことに感謝しかありません
あいかわらず
はてしない絶望と哀しみにつつまれていますが
あの日から十か月くらい、外を歩くと
お日さまの光が刃のように突き刺さってきた
カーテンをしめきり、
パソコンとプリンターのなかで暮らした
きょねんの冬のおわりごろからは、お日さまの光とあたたかさを、やさしくかんじられるようになった
それは、まわりのやさしさのおかげ
そして、なにより、ちいさな王子のおかげ
ここ一年とすこし
ふたりの暮らしをとりもどすために暮らしたいと‥
けっして叶わない願いとわかりつつ、その願いのために、歩きつづけたいと‥
毎晩のおそろしい夢はかわらなくとも
日々をできるだけおだやかにと
そうこころがけて日々をおくってきた
なのに、ここさいきんは
じぶんのこころとからだが、ときおり、どうしてもいうことをきかなくなることがでてきてる
それでも、そんなことにもまけない
風 きもちいい
花 かわいくて綺麗だ
空気 おいしい
そんな瞬間をかさねていけたら
と、おもいます
おだやかにしずかに
こちらのせかい
すこしだけ愛おしい
そう、おもえる、ふたり
でありたい
そうおもっています
あの瞬間から
我が家のとき、は、とまりかけたみたい
我が家のボンボン時計の振り子も
なぜか、うごいたりとまりつづけたり
とまってるようで、うごいてる?
うごいた?とおもうとまた、とまってる
そんな、我が家のじかん
それでも
かすかにかすかにかすかに
うごいてるのかもしれません
ふたりのじかん、ふたりの暮らし
ふたりの暮らしをまもる
いまもそばにいるだろ
ばかだなぁ
ボクがねえねのそばを離れるわけがない
ママとの約束、やぶるわけがない
老いや病気、それはしかたない
でもね
あんなおそろしい事件で
かけがえないいのち、つまり、ふたりのいのちがうばわれるなんてことは、けっしてありえない
あってはならない
だから
いまも
あの日からも
これからも
ボクとねえねは、かならずいっしょ
あの事件でボクがきえたりしたら
ねえねも!即!きえてしまう
のだから
ボクはきょうもいまも
かわらず
ねえねのところへ駆けてゆきます
ママには追い返されました
まかろんたらっ!まだでしょっ!!
帰んなさいっ!!!
ってね
あなたにあえてほんとうによかった
うれしくてうれしくてことばにできない
お友達からの「カード」たからもの
元の撮影は、王子の二十歳の撮影「予約」
していた、カメラマンさん
このきもちはえいえんにかわらない
あなたにあえたことをおもうと
いまも、うれしくてうれしくて
しあわせでしあわせで
ことばにできない
towani
always
forever
南の島のマダムより
あの日までもずっとこのことばたちが
ふたりの暮らしのテーマ
あの日からも
もいちどかならず
絆式、おこないます
どんなにじかんがかかっても、きっと
ps.
お花たちは、きょうの夕方までぶじに
おしごとをまっとうしてくれました
雨雲予報がでて、パラついてきたので
時間も16時半をすこしまわっていたので
お花たちはつれかえりました
あの日、チマミレノふたり
車に必死でのりこんで、目にした時間
16:41
たまたま、おなじ時間
しおしお、になったお花さんたち
ほんとうにおつかれさま
たくさんのお水でとりあえず、休んでね
ラッピングたちは、記念においておきたかったけど
かなりゴミがまじってるので
おリボンたちだけ、のこすことにしました
〜やさしさのきおく、として
そして、クスッとわらえた話
きのうのやさしいじかん、の写真みた、お友達のつっこみ
「え?豚の線香立て?」
え?えええ?そこっ!?⁎˃◡˂⁎
そ❤︎プリンがはいってらしー
どやって、お線香たてるか、前夜にさんざん検討したとかクスッ
解答=サランラップに穴
うれしかった
「豚の線香立て」
可愛くって、ふたりぐみは、大気にいり
ちいさな王子にはいつも
ほっこりわらえるじかんのなかにいてほしい
つっこみ、も♪ありがと
降りしきる雨音の夜
きのう深夜に、そっと、あの場所へ
手をあわせにきてくださった、お友達たち
m(_ _)m
2025.5.10.11
♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝まかろん♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝
🐾母からのさいごの最幸のおくりもの🐾






























































