5.10.11へ | あとりえまかろん まかろんのへや

あとりえまかろん まかろんのへや

ちいさな家族、まかろんとの日々をたいせつに紡いでいきたい‥ちいさな歩幅でゆっくりふたり歩いていきます。
つないだ手、いつもいつまでもはなすことなく‥



手をつなごう

ぎゅうっっと じゃなくてもいいよ

でも

ずうっっと ね


  ふたりのtowanoやくそく


      2023.5.11.早朝サツエイ

         イツモノカメラマンサマ




あなたは、どんなおじーちゃんになってるのかなあ

あれから二年

14歳八ヶ月ちょっとから二年


まだ歩けてるのかなあ

よたよた、ふらふら、なのかなあ

それとも、寝たきりなのかなあ

それともそれとも、意外にげんきでかわりないのかなあ


そんなことを朝から晩までおもう


あなたの老いにつきあい

介護をとことんしてから

  ‥母にしたりなかったぶんも

母のもとへおくりだす

それが、ずっとずっと、なによりの願いだった




やさしいやさしいやさしすぎる瞳

ふかい深い瞳


   2023.5.11
   7時半ごろ
   鼓動をとめてから3時間くらい


ひいおばぁちゃんにさいごにあったときとおなじ瞳

もともと、いつもママと言ってた

「まかろんって、ひいおばぁちゃんとそっくりのお目目だよね」って


そんな瞳そのもの


すさまじいくるしみときょうふの叫びのあとなのに
ねえねのこともわからなくなってる様子でくるしみつづけたのに

この瞳

ほんとうにほんとうに
大きなおおきなやさしさと愛
そのもので、ねえねを包んでくれました

この瞳がなければ、ねえねは、あのときから即、きえてしまったとおもう

この瞳にささえられ、ねえねは、かすかにできること
ふんばっています

ママもそうだったなぁ
そんな時間を娘にのこしてくれた
さいごの西日のじかん
さいごだなんておもってもみなかった、娘に
「あなたはやさしいこ」「またあすね」
それはそれは、やさしい微笑みで
にっこり、手を振ってくれた
あの瞬間がなければ
母をおくったあと、娘はやっぱりきえてしまったはず

ふたりとも‥母もまかろんも
あまりに大きな無限大の愛
をあたえてくれました
いえ、あたえつづけてくれています



ともに歩んだ、ちいさな手足



ねえねのかたわら、たえず、つかずはなれず

そばにいてくれようとしてきた手足



あの日々、ボクたちのもとにとどいた、やさしさたち、そのほんのほんの一部


あれから二年

お花さんたちはお空へいったし

美味しいものはねえねのおなかへ


あのころ、ふたりぐみに、たくさんのやさしいお声かけをいただいたものの

できるかぎり、お気持ちだけうけとり、おことわりさせていただきました

ですので、ここにあるお品品だけでなく

もっともっともっと

ふたりにはあふれるほどの、やさしさがとどきました



南の島からの貝殻のメッセージのかたわらには

さいごの夏のお土産‥海の雫



お友達手折りの千羽鶴

あの数日、忙しい日々のなか、一生懸命折ってくれた


この一羽また一羽に、あの日からの日々

ねえねの祈りもこめてきた




「まかろんからねえねへの手紙」

あの日から、おりふし、ふと届く

そんなやさしすぎる代筆も、もう何通になったでしょうか




そんなお友達からのお庭の薔薇は

いまは、もう、茶色になって千羽鶴のかたわら

‥いつもは、お気にいりのサイドテーブルに



あの春

もらったチョーカー「海の王子さま」





ふたりのミニ写真集に



廃版ひさしいものをさがしてくださった、ご本

この本をまいにちのようにみてる






ミニ写真集には



なによりなにより、うれしいことば




遠方からわざわざそっといらして
ふたりの道をあるいてくださってから
こっそり投函してくださった、絵たち
水色の紫陽花が添えられていた



まかちゃんとお揃いで、つくっていただいていた、お洋服やマットも
てもとにとどいた
 

叶わなかったお揃い、叶えた

そんなお揃いで




まかろんカクテルもいただきにいった
ふたりをそっとむかえてくださり、かわらぬおもてなしをしてくださった、バーテンダーさん



数日後の母の日も予定どおり

予約していた花束をうけとり



いったんはキャンセルしかけた、いつものブイヤベースも
とどけていただいた

予定のお出かけや観劇はキャンセルしたけれど
我が家での母の日は、予定どおりですごそうときめた

‥いましかできない‥ということがやまほどある
ありすぎる
ということが、わかりすぎるくらいわかっていたから



あの数日のねえね



なぜかふしぎに

かなしみもくるしみもかんじていなかった


ただ



しずかでおだやかだった


もうのこされたじかんがあまりないと

わかりながら


「いま、あたえられてる時間」を愛おしいと

心底おもっていた



カートを押して歩き

お城をみて

泡泡をふたりでたのしんだ






ともに歩いてきてくれた手足を



そっと握りしめつづけた


‥あの事件直後の十二時間とおなじように




王子のさいごの衣装
 としてとどけられた、お気に入りワンピース
 のアレンジバージョン
 これを短時間にしあげるのに、どれほど
 無理をしてくださったのか
 この作家さまには、たくさん
 王子のお洋服を作っていただいた

そんなドレスを身につけ



南の島からの花冠や、花や果物とともに




ふたりきりのパーティーもした

 

あの五日間のじかんには

悔いというものがまったくない

そんなふうにすごせたことに、ありがとうと呟く


ねえねの王子は、永遠に

しあわせの王子さま


 かわいそうな子、ひどいめにあってころされた

 気の毒な子

 などではけっして!けっして!なく

 そんなものにはけっして!したくない!


きらきら光りにつつまれる

最愛最幸の王子



そうあってほしい

それがねえねの心底の願い

それはいまもおなじ




可愛い小箱はいま



ミニミニーズのお花畑の遊びばしょ




お友達から贈られた一枚の絵


 王子の絵を描きつづけてくださった作家さま作

 そのかたは、あの日々、ふたりの道をわざわざ

 こっそり歩きにきてくださった


 この絵の元になった写真を撮ってくださった、

 カメラマンさんには、なんども

 南の島のふたりを撮っていただいた

 



 そうして、そんなふたりの絆式の

 機会を贈ってくださった、南の島のmadam

 どれほど、お世話になってきたのだろう

 madamなしには、ふたりの第二の我が家

 第二の故郷はありえなかったのだから




あの一週間まえくらいにお納めした

毎年恒例の、願いの こいのぼり

あのあと、わけをお話しして、手元にもどしていただいた



叶わなかった願いと祈り


 14歳八ヶ月すこし 

 つい半月まえの健康診断

 関節痛以外、まったく問題なし



南の島のお土産の海色風鈴が

緑の風の音色をはこぶ


この二年の綱渡り

いまにも、この瞬間!こちらのせかいから

おっこちてしまいそうな、ふたりぐみ


こっちのせかい

なんか!だいきらい

そうおもいながら、かすかにかすかに

やっぱりすきかも?なんて

だって、ふたりであるいてきたせかい、なのだから


ふらふらあてどなく、そのじかん

そのじかん、やりすごしつつ

おっこちそうな、綱渡り


そのたびごとに、たくさんたくさんの手があちらこちらから、ふとのびてきて

ふたりをささえてくれた

そのことに感謝しかありません


あいかわらず

はてしない絶望と哀しみにつつまれていますが


 あの日から十か月くらい、外を歩くと

 お日さまの光が刃のように突き刺さってきた

 カーテンをしめきり、

 パソコンとプリンターのなかで暮らした

きょねんの冬のおわりごろからは、お日さまの光とあたたかさを、やさしくかんじられるようになった
それは、まわりのやさしさのおかげ
そして、なにより、ちいさな王子のおかげ

ここ一年とすこし
ふたりの暮らしをとりもどすために暮らしたいと‥
けっして叶わない願いとわかりつつ、その願いのために、歩きつづけたいと‥

毎晩のおそろしい夢はかわらなくとも
日々をできるだけおだやかにと
そうこころがけて日々をおくってきた

なのに、ここさいきんは
じぶんのこころとからだが、ときおり、どうしてもいうことをきかなくなることがでてきてる
それでも、そんなことにもまけない


 あの日、と、なんらかわらない
 なにひとつかわることない、おもい
 はてしない、ぜつぼう、かなしみ、いかり
 いま、この瞬間もあの光景がリフレイン
 かけがえないたからものの、チガフキダス
 フキダシタチが、ねえねの手にからだにかかる
 なまあたたかなかんしょく
 腕にかんじつづける、ケイレン
 耳からはなれることのない、あのヒメイ
   さ け び

 そんなリフレインからのがれることは
 永遠にない
 どの瞬間もたえず耳に目に手にある
 永遠のリフレイン

   2023.5.10 16:30 about
   2023.5.11  04.30 about

 まる二年?そんなたった?
 まさか、ね、、
 ふたりぐみには、いまも ついさっき、のこと

 ひとにはとっくにむかしの過去
 ふたりぐみには、いま、たったいま

そのうえで

風 きもちいい

花 かわいくて綺麗だ

空気 おいしい


そんな瞬間をかさねていけたら

と、おもいます


笑って、は、むりでも

おだやかにしずかに

こちらのせかい

すこしだけ愛おしい


そう、おもえる、ふたり

でありたい

そうおもっています


  あの瞬間から

  我が家のとき、は、とまりかけたみたい

  我が家のボンボン時計の振り子も

  なぜか、うごいたりとまりつづけたり

  

  とまってるようで、うごいてる?

  うごいた?とおもうとまた、とまってる

  そんな、我が家のじかん


  それでも

  かすかにかすかにかすかに

  うごいてるのかもしれません

  ふたりのじかん、ふたりの暮らし




あなたをまもる

ふたりの暮らしをまもる



なにいってるんだよ



いまもそばにいるだろ

ばかだなぁ


ボクがねえねのそばを離れるわけがない

ママとの約束、やぶるわけがない


老いや病気、それはしかたない

でもね


あんなおそろしい事件で

かけがえないいのち、つまり、ふたりのいのちがうばわれるなんてことは、けっしてありえない

あってはならない


だから


いまも

あの日からも

これからも


ボクとねえねは、かならずいっしょ


  あの事件でボクがきえたりしたら

  ねえねも!即!きえてしまう 

  のだから



ボクはきょうもいまも



かわらず



ねえねのところへ駆けてゆきます



ママには追い返されました


 まかろんたらっ!まだでしょっ!!

 帰んなさいっ!!!


ってね



あなたにあえてほんとうによかった

うれしくてうれしくてことばにできない

     お友達からの「カード」たからもの


 元の撮影は、王子の二十歳の撮影「予約」

 していた、カメラマンさん


このきもちはえいえんにかわらない

あなたにあえたことをおもうと

いまも、うれしくてうれしくて

しあわせでしあわせで

ことばにできない



     towani

     always

     forever

       南の島のマダムより


あの日までもずっとこのことばたちが

ふたりの暮らしのテーマ

あの日からも



  もいちどかならず

  絆式、おこないます

  どんなにじかんがかかっても、きっと


ps.



お花たちは、きょうの夕方までぶじに

おしごとをまっとうしてくれました



雨雲予報がでて、パラついてきたので

時間も16時半をすこしまわっていたので

お花たちはつれかえりました


 あの日、チマミレノふたり

 車に必死でのりこんで、目にした時間

 16:41 

 たまたま、おなじ時間



しおしお、になったお花さんたち

ほんとうにおつかれさま



たくさんのお水でとりあえず、休んでね



ラッピングたちは、記念においておきたかったけど

かなりゴミがまじってるので



おリボンたちだけ、のこすことにしました

   〜やさしさのきおく、として


そして、クスッとわらえた話


きのうのやさしいじかん、の写真みた、お友達のつっこみ

「え?豚の線香立て?」


え?えええ?そこっ!?⁎˃◡˂⁎


そ❤︎プリンがはいってらしー

どやって、お線香たてるか、前夜にさんざん検討したとかクスッ

  解答=サランラップに穴

うれしかった


「豚の線香立て」

可愛くって、ふたりぐみは、大気にいり


ちいさな王子にはいつも

ほっこりわらえるじかんのなかにいてほしい

つっこみ、も♪ありがと


降りしきる雨音の夜


きのう深夜に、そっと、あの場所へ

手をあわせにきてくださった、お友達たち

m(_ _)m



2023.5.10 about15:00



このショットが、あるいみ
「さいごの」一枚となりました
  2023.5.10 about 15:00 サツエイ

  2023.5.11 about 4:30
  オソワレテチョウド12時間後
  心臓が鼓動をとめた

あなたはいつもいつも
ねえねを待っててくれた

待ち待ちが、まかろんのおしごとよ
我が家にきて以来
そう、ママになんども、おそわったからか
かならず、ねえねを「待ち待ち」してた

このときも、ただ、ねえねが
「まかろーーん」と手をひろげて
呼びかけるのを待っていた

こんどは、いまは
ねえねが、あなたを待つばん

いつか、あなたの可愛い瞳がぱっちり
ねえねをみつめてくれるまで
ただ、ただ、ねえねがあなたを待つばんです

   ふたりの道



ふうーに

おじーちゃんになって
よれよれして、歩けなくなって
お粗相ばかりして

ボサヨレで可愛くもなくなって
面倒ばかりで

そんなまかろんと暮らしたい
暮らせるとおもってた


         2025.5.10.11


   ♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝まかろん♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝


 🐾母からのさいごの最幸のおくりもの🐾