2023.5.10 no.4 | あとりえまかろん まかろんのへや

あとりえまかろん まかろんのへや

ちいさな家族、まかろんとの日々をたいせつに紡いでいきたい‥ちいさな歩幅でゆっくりふたり歩いていきます。
つないだ手、いつもいつまでもはなすことなく‥



2023.5.10 ねえねのwhy
   ムサベツトオリマサツジン

why did he kill my love?
why did 'she' make him kill me and my love??
      
he's just in the bag quietly with his love
   my love  

why did 'she' kill us,  me and my love

not an accident, but a murder

 why why why why why
           
                 W ・ H ・ Y
   my love 
      never never never come back
 
 🐾母からのさいごの最幸のおくりもの🐾

愛する母がいました
愛する父がいました
ともにすごしてきた同胞、兄弟姉妹がいました
最愛の家族

愛するひとり子がいました
最愛の我が子

愛する恋人がいました
愛する伴侶がいました
最愛のパートナー

かけがえない親友がいました
かけがえない相棒がいました
最愛の友

まかろんは、そのすべて

そのすべての存在が
  どうじに
あの一瞬で、カミコロサレマシタ

つまり
ねえね自身も、あの一瞬で
     カミコロサレマシタ

   ムサベツトオリマサツジン

なんの理由もなく
ただ
コロサレタ

目の前で血を吹いて
断末魔の叫びのかぎりをのこして

かみころされる、なんて
ありえない

ありえない
ありえない
ありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえない

この10年すこしの、ねえねの心からの願い
まかろんをたいせつに老いさせること

楽しいことばかりもらって
それでおわるのは、ぜったいいや
こんどこそ、たいせつに納得いくまで、介護しておくりたい

母に悔いがあるぶん、そのぶんも
まかろんをたいせつに介護し
病気や老いのかなしみや苦しみに、とことんつきあう
全身全霊で、まかろんの老いにつきあう
老いてゆく、まかろんを、護り
ともに苦しみ、ともに笑い、ともに歩みきる
そうして、そうやって

いつの日か、その日がきたら
まかろんを母の腕におくる
そのとき、ねえねは、ほんとうに、おだやかになれるとおもっていた

そして、いつもずっとずっといつも
願ってきた
まかろんを「宇宙一しあわせの王子」にしたい
それがねえねのなによりの願い

それが一瞬でかみちぎられた

わかってる

おきたことは、かえらない
現実はかえらない
事実はかわらない

かみのこされた半身、ねえねのカタチをした半身は
いまも心の血をふきつづけています
断末魔の叫びをあげつづけています
たえず 

あの恐怖の光景が
ねえねの頭と心の中で永遠にリフレインしつづけています
どんなときも
フラッシュバックではなく、リフレイン
悲鳴を耳に痙攣をからだにかんじつづける
ふつうにしゃべってるときも
すこし笑ってるときも
永遠のリフレイン

それでも
かみのこされた、ねえねのカタチのザンガイは
生きています
ぼろぼろになりながら
血をふきつづけながら

たいせつな、なにか、をまもるために
ひたすら、それだけをねがって

まもりたいから
きっとまもりたいから

ps. 
過失?
過失でコロさせていい?
過失でコロしていい?

過失?
過失で、高みの見物?
保険会社にまるなげ??蚊帳の外?

心無いとおもわれる言葉をなんどもねえねになげかけ
あの場所で祈るために佇む、そんなねえねのまえを、口輪もせずお散歩をし、ねえねに吠えかからせる
コロさせることはその子へのギャクタイではありませんか

ただ、ふつうに、ともに暮らしつづけたかった、ふたりぐみに
いわれのない憎しみのかたまりが突然ありえない形で襲ってきて

ラブを噛み殺した
そして、ねえねの心も噛み殺した
ねえねの愛と幸せと心のいのちを噛み殺した

そのことへのかなしみと怒りと絶望はけっしてきえません
ねえねのいのちがきえても、それは宇宙のなかを永遠に漂いつづけるでょう
そして母のおもいも永遠にのこるでしょう

わすれはしない
コロサレタ、ということを
けっして

それでも
王子にはこのことをぜったい!わすれてほしい
なので
ねえねも、心をはんぶんにわけます

王子とともに、おそろしいきおくをけして
やわらかにふうわり暮らす、そんなこころ、と

永遠に問いつづける、ダイヤモンドよりも剛いなににも溶かされないこころ、と

どちらも
   永遠の真実


 ねえねのいのちつきるまで
 いえ、魂なんてものがあるなら
 宇宙のもくずになって
 ブラックホールを彷徨っても
 
  永遠に
  このことは
      yurusanai
                 けっして

          no.4

 🐾母からのさいごの最幸のおくりもの 🐾