早朝の道
桜の道
日がのぼりはじめて
ほんのしばらくの時間
ボクと桜だけの時間
そんな道を
ボクの樹へと‥ママの樹へと‥ねえねの樹へと
駆けていく
一日をはじめる
そんなほんの二週間たらずの日々が
おわろうとしている
あ、お掃除のかたたちがいらしたね
桜とお城の世界に、目覚めのとき
花をみあげた
娘が、海のむこうへ旅立つ春も
数年ぶりに母にあえた春も
娘がふたつめのいのちをもらった春も
母がふたつめのいのちをもらった春も
この階段から
花をみあげた
いまは、ちいさなあなた、とみあげる
ことしは、雪洞もなかったから
夜んぽはほとんどしなかったけれど
毎朝、桜んぽのたび
この階段に、あなたとふたり、すわった
観覧車がみえる
動物園のちいさなちいさな観覧車
あれに乗って、お城の桜をみた
そのときの、母のおっきなおっきな笑顔の写真‥たいせつな一枚
坊やは、動物園にはいれないので
この観覧車には乗れない
それでも
観覧車のお席に座って、お城の桜をみてる
そんな、ちいさなまかろんの姿‥
そんな、ちいさなまかろんの姿‥
をおもってみる
お堀にうかぶ和船に菅笠かぶってちょこんと乗ってる‥赤い橋にちいさな手を振ってる‥そんな、ちいさなまかろんの姿‥
お堀にうかぶ和船に菅笠かぶってちょこんと乗ってる‥赤い橋にちいさな手を振ってる‥そんな、ちいさなまかろんの姿‥
をおもってみる
毎朝、この景色からはじまる桜んぽ
ことしも
とっとことっとこ
まかろんのお城の桜だよりno.16
























