最近は移動時間に、自分が参加していたリファイン講座の動画やシェア会の話を聞くことが多かったのですが、
久しぶりにオーディオブックを開いてみました。ラインアップはいつもと同じような感じでしたが、「オーディオブック大賞2024」マークが目に留まり、「汝、星のごとく」を試しに聴いてみることに。
朝の出勤時間に軽い気持ちで再生したのですが、思いのほか面白くて引き込まれてしまい、その日の夜も夕食の支度をしながら、ストレッチをしながらも聴きっぱなし、涙する場面もありました。
翌日にはコンプリート。
感動しました。
ただの恋愛小説なら、正直ここまで心を動かされることはなかったと思います。
女性の社会的立場への問題提起や、ジェンダーの視点についても触れています。
物語は瀬戸内海に浮かぶ小さな島から始まり、閉ざされた環境ゆえの他人の家族への興味や噂話…
それを「娯楽」「リアルエンターテイメント」と表現しているのですが、その一つ一つの描写が見事な作品でした。
気持ちを客観的に表現する手法も、自分にはすごくそそられました。
最後がハッピーエンドなのかどうか…という部分はあるものの、読み手(聴き手)がしっかりと自分に向き合ってしまう、
そんな素晴らしい一冊だと思いました。
本屋大賞2023も受賞し、映画化も予定されているようで納得です。
シンプルに「自分の生きたいように生きる✨」そこへ辿り着くまでの紆余曲折、辿り着いた時の安堵感。
人生ってとっても美しいものなのかもしれない✨と思える作品でした。
もともとは「悪魔を出し抜け」に関心を持ち、探していたのがきっかけでオーディオブックを始めました。
AmazonのAudibleとaudiobook.jp、実は両方試していたのですが、同じ作品でも声優さんが違うとこんなにもニュアンスが変わるのかと思うほど違います。もちろん取り扱いや価格設定もそれぞれ異なりますが、今のところ私は断然オーディオブック派です。
例えば、「夢をかなえるゾウ」などは全くといっていいほど違います。
久々に心に残る良い作品に出会えて、しかもオーディオブックなら2日で聴き終えられる。
やっぱりおすすめです。







