こちらは思い出し日記でお届けしております。

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はじまりは じーさん先生 生検の結果 入院 手術跡 不穏な音 診察室の惨劇

なんか赤いデキモノ ちょっとした衝撃

 

さて、術後一月経つと、取り除いた癌をアメリカで精査した結果が届く頃となります。

生針でとったものは、あくまで仮定。大まかなものでしかありません。

 

この日が来るのが、怖くてでも知りたくて。

Ki数値が基準より少し高かった私なので、不安で仕方なかったわけです。

術前検査よりも、よくも悪くもなるというこの結果。ドキドキでございます。

癌の種類なんかもわかるので、今後の治療の指針になります。

 

 

さて、開けてみたらまぁ、何だその数値ってほどの希少さ。

希少すぎて、で? どうなの? それっていいの悪いのどっちなのよ!? です。

 

まずできた部位が、そこにできるのは全体の6.3%という。

だいたい外っかわにできる人が多いといいます。

 

癌が二種類いたんですが、

ひとつは

粘液癌

もうひとつが、

浸潤性微小乳頭癌

 

まず粘液癌は3%で微小乳頭癌は 1.3%しかいないわけです。

 

それぞれの性質はというと、粘液癌は抗がん剤が効きにくい。が、とてもおとなしいタイプの癌だそうだ。

問題は微小乳頭癌。

こちらは小さくても転移がしやすい脆いタイプの癌で、だからか術前にリンパ転移は無いと言われていたのにすでにあったわけで、ほろほろと崩れて流れに乗っかりやすいチャラ男ムキー

 

 

なので、主治医は抗がん剤を、念のためにしましょうね、という。

 

そして癌のグレードは1

これは、おとなしい方という。

高かったKiは5%に下がっていました。

ホルモン強陽性、ハーツー陰性。

断面にがん細胞なし。

 

ルミナールタイプはA。

ステージは2aだそうです。

ほんとうは、ルミナールAでステージも2aだと、ホルモン治療のみ(温存したので要放射線)で済むはずなんだけど、微小乳頭癌が見えない大きさでもうどこかにいった可能性がないわけではないので、抗がん剤を勧められたのです。

 

抗がん剤、したくなかった………金銭的にも体力的にも負荷が多すぎて。

でも、でも、症例の少なすぎるたちの悪いのがいたものですから、保険はかけたい。

 

もともと、しなくていいよと言われていたときに癌なのに抗がん剤いらないの? ほんと? それで大丈夫なの?という不安もあって、ぐるぐる考えていました。

したくない。でもしなくていいの?

 

先生はする体で話を進めます。

でも自分の中ではじたばた葛藤しています。

 

40万円払って、遺伝子検査して可否を決めようとも思った。

決めなきゃいけない前日までグタグタ悩んで。

検査する前提で先生にもう一度聞いてみよう、と思ったら。

対象がリンパ節転移なしの人と言うことで、40万かけなくて良くなってしまった。

さて、道が一つになった。

したくない、と許否することはできる。でも、あたい保険大好き。困ったときの保険。

 

今現在かけている保険は結婚前に掛け捨てで入っていた医療保険にガン特約付けていたもの。

通院では出ないが、一回だけの一時金と入院倍額はとてもありがたかった。

ついでに、卵巣のう腫の手術も帝王切開と切迫早産の入院もカバーしてくれたので、保険会社にとって私はマイナス利益の人間になってるウインクてへ。

 

 

ということで、かけててよかった保険、に三度も助けられているので、保険としての抗がん剤を受け入れたのでした。