胸のしこりに針を指して、一部分を抜き取り詳しく検査する。

いわゆる「生針」ってやつです。

 

細いのと太いのとあるらしいけど、私のは太い方で。

 

大丈夫、麻酔するから。

麻酔のときちょっと痛いです。

 

それ麻酔の意味あんの!?

 

 

エコーを見ながら針をさすということで、やるのはエコー室です。

上半身脱いで、技師さんに身を任せる。

 

看護師さんが来て、麻酔の注射をぷすっ。

 

おっぱいに針刺したことあります?

痛みより恐怖が強い。

でもやっぱり痛い。

チクー、チクーっと、何度か色んなとこにぷすぷす刺す。

 

 

私がヒーヒー言ってたら、看護師さんは安心させようと

「大丈夫だよ。生針の針はちょっと太いんだけどね、ちゃんと麻酔効いたこと確かめてからやるからね」って。

 

針太いって聞いただけでもうビビり腰っすよ。

 

「では、先生お願いします」

 

 

なんと、カーテン裏からじいさん先生登場!

そこに控えてたんかいっ!

 

先生、その器具を手にすると私の顔の付近に持ってきて、

 

「これね。これでバチンってやります。3回やります」

 

って見せた針がこんなの

 

それ胸にぶっ刺すんかいっっっっ!!!

 

予想よりもすげー太かった。もうここで気絶できたら幸せだと思ったが、意識が遠のくことはなく。

 

「じゃ、行きます」

 

 

 

まって! 麻酔効いてるか確かめるって言ったじゃん! 

触りもしないで効いてるかわかんの!?

 

ってめちゃ動揺したけど、ちゃんと麻酔は効き始めていたようで、悲鳴をあげるほどの痛みはなかった。

 

 

でも、ここから別の恐怖が始まる。

 

 

 

先生「ここかな?」

技師「違います。もっと上です」

 

先生「んー、どこだ?」

技師「もっと奥です」

 

先生「これか?」

技師「先生、行き過ぎてます」

 

先生「合ってる?」

技師「まだずれてます」

 

先生「ここでいっかなー」

バチンッ!

 

先生「取れてる?」

看護師「………少しは」

 

先生「次ね。ここらへん?」

技師「もっと右です」

 

 

 

お願い聞こえないようにやってーーーーーー!!!!!

 

3回って言ってたのに、4回やった。

 

私はずっと、

 

「病院変える。変えたほうがいい。変えたい」

って心で唱えてました。

 

 

 

あんなものぶっ刺して麻酔切れたらと思い「麻酔切れたら痛くなります?」とたずねたところ、

「痛み? ないと思いますよ」と先生。

 

帰宅してズキズキ痛むこの痛みは恋☆カナ?

私病院で誰かと恋に落ちた!?

 

 

後で調べたところ、痛み止めわだすという病院もあるみたい。

中の方の組織とったけど、表まで赤タンの変色出てきてた。

 

結果は来週だってさ。