令和4年(2022年)7月21日:投稿
…に続き、こちらは、
★「後編〉②花街夜遊び編」です。
■ 上七軒のビアガーデン
祇園囃子が鳴り響く鉾町を離れ、Kボンの提案で上七軒のビアガーデンにやって来ました。
さっきまでの喧騒が嘘のように、静かに感じます。
上七軒の歌舞練場では、夏の間 ビアガーデンやっていて、名物にもなってます。
Kボンとつるむ時はだいたい文化活動が多いのでこのブログにもよく登場しますが、彼が本領発揮するのはやはり夜遊びなので、なんだかその影響で私のお出かけ記事の後編は殆ど飲み屋さんの見聞録になってもてる気もしますが、よろしければ懲りずにお付き合いください・笑
けど、夜の街文化の色濃さは、とっても楽しく勉強になるのです!
祇園祭で歩き疲れた足腰と乾いた喉を潤し、ホッとひと息。芸舞妓さんがテーブルを廻ってくれはります。
ほんで上七軒に来たものの、1時間ほどで今度はまた祇園に戻ることに。
■ 憧れの「多麻」のお母さんと
祇園甲部でも有名な置屋「多麻」のお母さん(松尾 久枝さん)に会いたいと思っていたら、Kボンが連れてってくれました。
ほんで花見小路でタクシー降りたら、偶然お母さんも表に出てはってバッタリ。
↑上)こちらは花見小路沿いにある、お茶屋のほうの「多麻」の玄関。
↓下)ほんで下のこちらは、芸舞妓さん達がお母さんと一緒に暮らす置屋としての「多麻」があるほうの細い路地。
今宵はこの置屋「多麻」の1階にあるお茶屋バー、通称「ふる多麻」(古いほうの多麻)さんにお邪魔しました。
普通の家のような玄関ですが、奥は打って変わって洗練されたサロンバー。
芸舞妓さん達が生活する置屋でも、1階はバー(もちろん一見さんお断り)になってます。
↑)マスターお勧め「抹茶フィズ」
お母さんもお茶屋離れてこっちに来てくれはって、楽しい時間どしたぁ。
おん年 85歳、まだまだ現役の名物お母さんです。
↓)最近では、NHKドキュメント「祇園の子」でも多麻のお母さん出てはりました。
↓)お母さんの屈託のない声と喋り方が、迫力満点で面白い。なんか親戚のおばちゃん家に来てるみたいにアットホームです。
■ 帰り道
いつもKボンは電車で帰ることなんてないんですが、この日は終電で一緒に大阪へ帰ることに。
帰り道、四条大通で舞妓の真矢ちゃんに偶然会いました。
彼女もNHKドキュメント「祇園の子」に出ていた主役の舞妓さんです。
(↑画像は番組のワンシーンから)
NHKドキュメント・ETV特集
「祇園の子~都をどり コロナからの復活」
(↓以下、番組解説文はNHKホームページより)
初回放送日: 2022年5月21日
コロナ禍で深い傷を負った日本最大の花街・祇園。芸舞妓たちは仕事の場所を失い、芸の継承も危ぶまれる状況になった。そんな中、町の復活を掛け目指したのが2年連続で中止となった「都をどり」の開催だ。華やかな世界に憧れて飛び込んだ少女たちが逆境を乗り越えて初舞台に挑む。厳しさとやさしさが交錯する女性たちの世界。ふだん目にできない置屋の内側にまでカメラが入り、夢に向かって生きる舞妓たちの姿を生き生きと捉えた。
(↑画像は番組のから)
この番組で、コロナにより十分な経験が積めずに苦悩する二人の舞妓(真矢とゆず葉)と、祇園を支えるお茶屋(富美代)・置屋(多麻)・舞の家元(井上八千代)の皆さんの葛藤が描かれていました。
(↑画像は番組のワンシーンから)
番組の最後は、皆が力を結集させた大舞台「都をどり」を立派に務め、たくましくなった彼女たちの姿。
実際私も4月にお舞台観に行きましたが、3年ぶりの「ヨーイヤサ~」聞いたときは目頭が熱くなりました。
↓)Kボンは祇園で遊び倒してはるので、真矢ちゃんとも仲良し。
偶然会えて嬉しおした。
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この日のお土産。
田中彌さんの「菊水鉾」は、翌日早速教室の床に加わりました。
毎年1個づつ増やしていこうと思てます。
Kボン、いつもおおきに。
また頼んます。
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