令和4年(2022年)7月19日:投稿
皆さん、こんにちは!
シュミネ茶道教室の西田宗佳です。
〈宗佳の歳時記と旅〉シリーズ
今回は3年ぶりの<祇園祭>をお届けいたします。
まだコロナ禍が続いてはいるものの、祇園祭が復活ということで、久しぶりのコンチキチンを楽しみに、先日15日(金)、宵々山に行ってまいりました。
■ 菊水鉾のお茶席へ
まず向かったのはお茶席のある「菊水鉾」へ。
13・14日は裏千家のお席ですが、15日のこの日は遠州流のお席でした。
↑)畏れ多くも、菊丸君の前に座らさせていただきました。
菊水鉾の茶席菓子は、黒糖の琥珀かん「したたり」。50年ほど前に亀廣永さんが依頼を受け、菊水鉾の献上菓子として作られるようになりました。
持ち帰りできる菊皿は毎年お色目が変わり、今年は黄色でした。
*「したたり」について
(↓ネットの解説文から拝借)
菊水鉾の名前の由来は、能楽の演目「菊慈童」(枕慈童)にもなった、菊の葉の露を飲んで700歳まで生きた男と不老長寿の薬水にまつわる中国の伝説です。
↓)お目汚しですが…下の写真...
↑)12年前(2010年7/13)に菊水鉾のお茶席に来た時の写真(当時36歳)です。
パーカーにリュックにピースとかしてる(汗)
まさかお茶の先生になって戻ってくるとは、この時は露知れず(;´Д`)
↑)菊水鉾会所のすぐ下には、「菊水の井」跡と「大黒庵・武野紹鴎邸」跡があります。
↑)提灯の覆いで隠れて分かりにくいですが、数ある鉾の中でも、菊水鉾の屋根は他とは違う唯一の「唐破風造」だそうです。
菊水鉾からそぞろ歩きして、他の町々の山鉾も見て廻りました。
↓)こちらは「放下鉾」(ほうかほこ)
後ろ姿は、今回もご一緒させてもろてるお馴染みの悪友 Kボンです・笑
↑)「占出山」(うらでやま)では「大極殿」さんが作る「吉兆あゆ」を買いました。
大極殿さんのお店のほうでも「若あゆ」は買えますが、「吉兆あゆ」は祇園祭13-16日限定でここ占水山でしか買えません。
■ 「八竹庵」(旧川崎家住宅)
こちらでも屏風祭してはったんで、見学させてもらいました。
ここは昔「紫織庵」という場所でしたが、所有者が移り変わり、昨年夏はgucciのエキシビション「バンブーハウス」として利用された場所でもありました。現在は「くろちく」さんが所有されているそうです。
↑)とても素敵な和洋折衷の家で、惚れぼれします。二階からは「鉾見台」として作られたテラスもあり、鉾町らしい贅を尽くした住宅です。
お飾りもたくさんの屏風と、何と言っても、三井家旧蔵の「長刀鉾」が大変お見事。
"三井家 特別注文制作による 最高の鉾" と書いてあります。一見の価値ありです。
ぐるーっと歩いてまた四条大通に戻り、京人形の老舗「田中彌」さんに来ました。
こちらのお飾りも毎回見に来てますが、さすが本職だけあって、いつ見ても素敵。
毎年、その年の巡行順に山鉾がディスプレイされます。
もともとミニチュアの世界が好きなので、萌える…。
奥のお座敷ではこちらも屏風祭。段通の上に並ぶ山鉾がお見事。
Kボンが田中彌さんで菊水鉾買うてくれはったんで、連れて帰りました。~~~~~~~~~~~~~~~~~
夜7時過ぎ頃。まだ日が落ちない。
移動することになったので、黄昏時の山鉾提灯で見納めになりましたが、祇園囃子が響く四条大通りは、3年ぶりの歩行者天国になりました。
来年こそはマスクを外して、顔に風を感じて歩きたい。
この後は、
★「後編〉祇園祭・宵々山~②NHKドキュメント「祇園の子」のお顔ぶれ
…に続きます。
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