
これまでパク・ウンテさん以外の俳優さんを目的に遠征するのは初めてのことでしたが、その決断は大正解でした。
会場の熱気と新たな会場のシャルロッテシアターは、以前より少しコンパクトになったと聞いていましたが、その分ステージが近く、非常に見やすくて良かったです。
客席の年齢層も前回より若返った印象で、作品の勢いを感じました。

キャスト別感想:三者三様の輝き
◇王(ヨギョン):ミン・ウヒョク俳優大きな体躯から漂う圧倒的な貫禄。まさに「王」そのものですが、アランと初めて出会った瞬間の、あの可愛らしい表情といったら!彼女を見つめる眼差しには、あふれんばかりの愛おしさが滲み出ていて、そのギャップに心を掴まれました。
◇アラン:ユリア俳優清楚で可憐、思わず守ってあげたくなるような佇まい。しかし、いざ歌い出すと声の伸びが凄まじく、劇場を震わせる迫力に圧倒されました。何よりその演技力が素晴らしく、物語に深みを与えていました。

◇ドミ:イ・チョンジュ俳優
安定の歌唱力は流石の一言。強引に引っ張るのではなく、すべてを包み込むような優しさを感じさせる表現でした。1幕ラストの「어이해 이러십니까(なぜこのようになさるのですか)」の余韻は凄まじく、休憩に入っても客席にはしばらくどよめきが残っていたほどです。

演出の妙:バドク(囲碁)の舞い
今回楽しみにしていたシーンの一つ。戦いの様子を「舞い」で表現する演出が実に見事でした。白に囲まれた黒、黒に囲まれた白。もつれ合う様子、攻防の激しさが美しく表現されており、その芸術性の高さにため息が出ました。
感情のコントラストが光る2幕
2幕は王とアランの結婚式からスタートします。緊張で表情の固いアラン(ユリアさん)と、対照的にニコニコが止まらない王様(ウヒョクさん)。チラチラと彼女を見ながら嬉しさを隠せないヨギョン王の表情が、本当にかわいくて微笑ましかったです。
しかし、そこからの転落が凄まじい。後半、暴君と化した王の怒り、悲しみ、寂しさ……。どうにもやりきれない思いが客席まで痛いほど伝わってきました。
そして

マッコン(千秋楽)前日ということもあってか、客席の歓声も一段と大きく、カーテンコールでの俳優さんたちの輝くような表情が目に焼き付いています。事前に楽曲を聴き込んでいたおかげで、前回よりも深く物語を理解でき、感動も倍増しました。
そして……観終わった今、またユン・ジェウォンさんのドミを観たいという欲求に駆られています(笑)。
素晴らしい感動をありがとう!












