<続>旧正月パーティー!!! | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

昨日、ウチが通訳のお手伝いをさせてもうた、

旧正月パーティーのお話、”小出し”その2です。


旧暦の大みそか、

そう、旧暦とは12月は30日までしかないんですねぇ。


なので、中国語で大晦日は、


「除夕」(チュー・シー)

 またの名を

「年三十晚」(ニィエン・サン・シー・ワン)


と言います。


その夜は、家族みんなが円卓を囲み、団らんをする。

これが中国の年越しの重要な行事なんですねぇ。

そうやって皆で食べるご飯のことを

「团圆饭」(団円飯:トゥアン・ユェン・ファン) といい、

少しいつもよりは豊富に、そして

日本同様、シャレや同音語、見た目で

縁起の良い食材を使うようですわ。


そして、その大晦日の夕食に欠かせないのが、これ!

「お鍋」。

中国では

「红红火火」(ホン・ホン・フオ・フオ)といって、

縁起のいい赤い火を焚き、家族が団らんとなって

温かな雰囲気で新年を迎えること、

これが重要なポイントのようですわ。


ほら、昨日のパーティーでも、

こんな感じで、

お鍋登場!!!

中国版おでんみたいですねぇ。
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「あれ?中国の大みそかでは餃子では?」

という声もありました。

まあ、中国は広いので、

東北部ではたくさん採れる小麦粉料理が主流。

よって餃子を食べるようです。


上海など、江南地方では、

餃子よりも甘い餡(ゴマ、小豆あん)、野菜とお肉の入った

お団子を作ることが多いようです。


そういえば、以前、崇明島出身の

事務所の運転手さんからも、お正月に作った

もち米ケーキを頂きましたけど、

やはりこのあたりはもち米が多いんですねぇ。

昨日もこんなもち米作品が出ました。
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お魚のカタチのも、もち米です。

「年年有余」(ニィエン・ニィエン・ヨウ・ユィー)という四字熟語、

益々余がありますように、つまり豊かになりますように、という意味で

余と魚が同じ発音であることから、

お魚も縁起物としてもちいられるっちゅうことです。


そうそう、もち米でできたケーキも、

中国では”糕”(ガオ)といって、

「高」と同じ発音であることから、

高く上る、成長する、という意味で縁起物らしいですわ。


何かにつけて、

縁起を担ぐ。

言葉や発音が違うから、

おもしろいんですけど、

基本は同じ考え方。

う~ん、アジアな発想。