シゴトのやり方・考え方 | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

今日は一日雨。


鬱陶しい梅雨の一日でしたけど、

朝はまず、オフィスの若いナショナルスタッフ向けに、

研修。

ウチの研修もシリーズになってまして、

今日は9回目。

エクセルのピボットなどを使った管理方法、

さらには中小企業のIT活用概論。


日本語も上手で、

向上心ムキムキのスタッフだけに、

大変熱心に聴いてくれはりました。

(大体、エクセルの用語を日本語で説明してわかるんやから、スゴイでしょ?)

また、

職場が体系的に若手教育の場を設けているわけではなく、

完全にオン・ザ・ジョブ・トレイニングやので、

知識を吸収するのが大好きな人たちは、

今日のように「講義」というと、目を輝かせて出席してくれはるんです。


一方、

その講義が終わると、

ウチは某展示会場で現場に立ってるまた別の

若手ローカルスタッフ、いやもう、新卒の若いお姉さんのヘルプに

行きましてん。


彼女も日本語専攻なんですけど、

レベルは先ほどの方々よりもうんと下で、

何しろ仕事の経験も何もない。

さらに、

展示会場という、人(訪問客)はいても、

基本的に一人ぼっちと闘わなければいけない時間と空間にいる

不安さもあってか、

ウチが行くと、物凄い嬉しそうな顔して迎えてくれはるんですわ。


初めは

「頼りないな~。まあ、若いし、仕方ないか。」

と思い、

レポートの書き方、現場でのお客さんへの対処の仕方なんかを

説明してましてん。


すると。

ウチが「見本やで」と書いたレポートのフォーマットそのままで、

自らレポートを日本語で書き、ウチにもccで送ってくれました。


確かにまだまだ稚拙さが残る文なんでけど、

現場の状況を伝えようという気持ち、

ここが問題だと思うから、自分はこうしたい、という考えが

強く伝わってきてました。


やっぱり、

シゴトっていうのは、習ってやるだけのモノやありませんねぇ。

自分でガンガン取り入れて、失敗もしてみながら、

自分のものにしていくものなんですわ。

後者の若い子は、きっと自分の力でどんどん吸収していってくれると思いました。


また、前者の「知的・若手」スタッフさんたち、

こちらには「自分がどう考えるのか、そして相手をどうして効率よく動かせるか」

と、

マインドの持ち方をなんとか実践の中で、

植えつけていけたらな…なんて、

他人を教育できる立場でもないですけど、

共に学んでいきたいと思います。