ここ、大陸にいると、
毎日のように「CPI前年同月比●%増」やとか、
物価上昇率がどうやとか、
見たくなくても、そんな記事がアチコチにあるんですけど、
物価も穏やか~な島国から来ている日本人は、
どうもそういうことを考慮しない、いや、
考慮するのが難しいんでしょうか。
せいぜい値上がりをブーブー言うとか。
今日は、日本人某組織の役員会の「通訳」として、
ローカル・レストランとの交渉に同席させてもうたんですけど、
中側は、去年と同じことを言われても、状況が違う!との主張、
日側は、「いえいえ、毎年”こう”ですから」の一点張り。
これでは話もまとまりません。
変えること、変わることを怖がったり面倒くさがったりし、
現状を正しく理解しない。
これは時々キケンです。
今の上海で、
楽しい生活を享受させてもうてるんやったら、
その理由や背景を理解せんと、あきませんねぇ。
ウチは幸い、
ソ連崩壊直後の新生ロシアで、
恐ろしいほどのインフレを体験させてもらいました。
お給料の上昇が、生活費の上昇に追いつかへん怖さも、
経験しました。
さらに、デノミになって、経済が混乱するのも知ってます。
今は昔の話ですけど、
そんな体験、今になってしておいてよかった。
ほんまにそう思います。