ウチは、毎日、実は
NHKさんの連ドラ、欠かさず見てますねん。
(新加坡にいたときも…)
今日の『ゲゲゲ…』、ご覧になりましたか?
水木しげるご夫妻、結婚後ず~っと、ず~っと貧乏暮らし。
これでもか、これでもか、と起こるハプニングにトラブル。
そして今日、とうとう大手雑誌出版社から、SF連載のオファーがあるのですが、
なんと、しげるさんは、断ってしまわはります。
理由は、「SFモノは、得意やないから」。
がっかりの奥さんに、後で、しげるさんは、
「勝負を諦めた訳やない。不得意なもので大勝負を賭け、失敗した仲間を沢山みてきた。
だから、得意なもので勝負を賭けたい。チャンスはまた来る。」と言わはるのです。
ちょっと、ゾクゾクっとしましたわ。
ウチは商社の営業時代、
上司から、「リスクを冒すなら、本業でやれ。副業や日銭稼ぎの部分で失敗して、本業に悪影響が及ぶほうがつまらない。」と、よう言われてたのを、思い出しましたわ。
勝負に備えて、人は日々努力したり準備したりするもんですけど、
「これが勝負なのかどうなのか」判断はホンマに難しいもんです。
今回、しげるさんが勝負を見送ったのは、後に大正解になること、もう視聴者は分かってるワケですけど、
「チャンスの神様に後ろ髪はない」、とも、よう言われます。
今回見送って、次またいつチャンスが来るのか、今回見送って後悔しないのか、
大勝負を見送ったところで、生活はやっていけるのか…
チャンスの神様が過ぎ去る一瞬の間に、判断せなあかんこと、沢山ありますけど、
普段からやりたいことが明確で、優先順位がしっかり決まってたら、
その判断も的確にできるんでしょうねぇ。
しかし、この『ゲゲゲ…』の場合は、チャンスの神様の変わりに、後ろ髪も長い貧乏神が
よう出てきはりますねえ。