『ゲゲゲの女房』に見た、勝負の判断 | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

ウチは、毎日、実は

NHKさんの連ドラ、欠かさず見てますねん。

(新加坡にいたときも…)


今日の『ゲゲゲ…』、ご覧になりましたか?

水木しげるご夫妻、結婚後ず~っと、ず~っと貧乏暮らし。

これでもか、これでもか、と起こるハプニングにトラブル。

そして今日、とうとう大手雑誌出版社から、SF連載のオファーがあるのですが、

なんと、しげるさんは、断ってしまわはります。

理由は、「SFモノは、得意やないから」。


がっかりの奥さんに、後で、しげるさんは、

「勝負を諦めた訳やない。不得意なもので大勝負を賭け、失敗した仲間を沢山みてきた。

だから、得意なもので勝負を賭けたい。チャンスはまた来る。」と言わはるのです。


ちょっと、ゾクゾクっとしましたわ。


ウチは商社の営業時代、

上司から、「リスクを冒すなら、本業でやれ。副業や日銭稼ぎの部分で失敗して、本業に悪影響が及ぶほうがつまらない。」と、よう言われてたのを、思い出しましたわ。


勝負に備えて、人は日々努力したり準備したりするもんですけど、

「これが勝負なのかどうなのか」判断はホンマに難しいもんです。


今回、しげるさんが勝負を見送ったのは、後に大正解になること、もう視聴者は分かってるワケですけど、

「チャンスの神様に後ろ髪はない」、とも、よう言われます。

今回見送って、次またいつチャンスが来るのか、今回見送って後悔しないのか、

大勝負を見送ったところで、生活はやっていけるのか…


チャンスの神様が過ぎ去る一瞬の間に、判断せなあかんこと、沢山ありますけど、

普段からやりたいことが明確で、優先順位がしっかり決まってたら、

その判断も的確にできるんでしょうねぇ。


しかし、この『ゲゲゲ…』の場合は、チャンスの神様の変わりに、後ろ髪も長い貧乏神が

よう出てきはりますねえ。