キレイなものを「キレイ」以外で表現する力 | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

上海の日本人客向け街角看板、

皆さんにお知らせしたくなるような、楽しく可愛い間違いをしているものも、沢山あるんですけどね、

最近「間違いはないけど、なんかな~」という系統のが気になりますねん。

たとえば、


「気持ちいいマッサージ」、「おいしいお惣菜」、「安心な野菜」…


ストレートすぎるんですねぇ。


ふと、数年前の日経で、作家の曽野綾子さんが、安倍元首相の著書『美しい国へ』を酷評してはったのを思い出しましたわ。美しいものを、「美しい」という形容詞を使って表現することが稚拙や、と。そんな意味やったと思います。


さらに、先日の英語のレッスンで、ウチの英語の先生が、「例えば、夫の駐在がアフリカに決まった場合、アジア圏の奥様なら”アフリカに行きたくない!”と言い、欧米圏の奥様なら、”アフリカは、私が行きたい最後の場所かもね”という表現をするでしょう。上級英語を話したければ、後者のような表現をひとつでも多く覚えることが大事。」と仰っていました。 (25歳の先生、ええこと言うなあ~。中国の方ですえ。)


なるほどね。


ちょっと「ヒネリ」を入れること。

表現に多様性を持たせること。


これは、言葉(外国語&母国語)の上達のコツであるだけでなく、

気持ちの余裕も生んでくれそうですねえ。