こんなに簡単!新加坡での起業~私の場合~(4) | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

新加坡在住のDP保持者が、個人事業主として起業する場合シリーズ、第四回目。

今日は、ようやくステップ①です。紫字・下線部ですわ。


 前段階その① EP保持者の勤務先で、DPが就労なり起業して問題ないか確認する

 前段階その② その事業には、関連機関の資格、許可、届出などが必要でないか確認する


 ステップ①事業を登録する。

 ステップ②就労許可を取得する。


《注意!》この方法は、この記事を書いている時点のものです。この記事を参考に事業登録される方は、現在も同様かどうか、ご確認の上、手続きをお進めください。


では、参ります。

事業の登録は、「インターネット」経由、「ACRA(Accounting and Corporate Regulatory Authority

という、企業管理を行う政府機関に行いますねん。

ほな、インターネットのない人は、どないしますねん?ちゅうことですけどね、そういう人らは、ACRAに直接行って、そこに備え付けのパソコンから、やはりインターネット経由で登録するらしいですわ。


ACRAのホームページは、こちら です。


そこにね、「BizFile」いうコーナーがありますさかい、そこから新規事業を登録していくんですわ。


ただね、初めに、そのサイトのIDやパスワードの設定が必要なんですけど、

偽情報が入力できひんように、現在持っている外国人登録番号を入力し、照合確認できた時点で、

「郵送で」「IDとパスワード別々に」送られてきますねん。(それに1週間ぐらいかかったかいな)


そこで初めて、登録内容の入力です。


ウチは、個人事業主(Sole-Proprietor)やったさかい、そのコーナーから、

 事業名(同業者で、同事業名がないかどうか、チェックもしてくれますねん)

 事業内容

 登録住所

なんかを順番に入力し、登録料68ドル(4500円ぐらい)を払い込み(これも自動的に、払い込み画面や銀行のサイトに飛ぶ!!)、登録完了。

確認画面を印刷して、手元にキープ。


これだけ。


ちなみに、ですけど、登録住所、これは公開されてしまいます。(信用調査などで。)

個人事業主で、家で仕事をすることが多いから、といって、自宅住所を登録住所にしてしまうと、

会社名義で借りているコンドミニアムやったり、あるいは個人情報の保護という観点からも

ちょっと問題ありかも、ですねえ。


そういう場合、ウチもそうしましたけど、民間サービスで、住所だけ貸してくれはる業者さん、

いはります。そやしね、個人事業主同士で、名刺交換したら、

「あれ?おんなじ住所やん!」

みたいなことも、起こり得ますねん。

中には、電話番セクレタリーサービスまでついてるところもありますえ。


ほんま、外国人にとって、新加坡は起業しやすいとこですわ。

さ、明日はとうとう、最後のステップ。就労許可ですえ。