集団心理 | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

先日ね、市街地をバスに乗って移動してたんですわ。

ほんならね、急に渋滞にはまってしもて、全然車が動きませんねん。


なんや変な雰囲気やなあ、思てたら、救急車のサイレンが聞こえて、渋滞の間を救急バイクも通り抜けていきまして、「あ、事故があったんや」と分かりましてん。


ウチは、前のほうの座席で、だんだん様子がつかめて、そわそわしてきましてんけど、ほぼ満席の車内、みんなじーっとなさってはって、中には目ぇ閉じて待ってはる人もいはりました。


そのうち、ウチは事故の状況がどうなっているかということより、「何でこの車内はみんな平常心なん?」ということのほうが、不思議に思えましてん。


日本やったら「事故や、事故や!」と言う人の有無に係らず、みんな何となく窓から何か見えるかな~って、ちょっと背中をのけぞらしたりするやないですか。雰囲気もちょっと、そわそわってしてくるやないですか。そのうち、渋滞で進まへんことに、イラついて携帯手に取る人、舌打ちする人、でてきますやんか。


せやけど、たまたま乗り合わせたお客さんが皆、平常心の方ばっかりやったんか分かりませんが、あの車内の空気が、状況に動じなかったこと、ウチは「すごいな~」と感心するとともに、「なんや、なんや」、と首伸ばして車窓から状況を見ようとした自分が、恥ずかしぃなりました。


小さい、小さい。

まだまだ修行がたりません。