日本の学校でね、テストの採点ゆうたら、
正解が 「○」 (まる)
不正解が 「
」(バツ)
ですやんね。
せやけどね、新加坡(他、日本以外の多くの国)では、
正解が 「
」
不正解が 「×」
なんで、分かってても、時々びっくりしますねん。
次の写真は、あるトラックの荷台に張られた「正」「不正」の例示の絵。
携帯カメラやさかい、見づろうて、すんません。緑のチェックマークは「正しい」、赤のバッテンマークは「悪い」例ですねん。
ほんでね、赤のバッテンマークの横に「FINE:$200」って書いてあるの、分かるかなぁ~。
この「FINE」は、「良い」という意味やのうて、「罰金」という名詞なんですわ。
「FINE is FINE」
とは、道で唾を吐いたら罰金いくらいくら、チューインガム食べたら罰金いくらいくら、と、罰金罰則ダイスキ新加坡社会を揶揄したことばで、「罰金、よろしおすな~」みたいな意味ですわ。
建国の父、リー・クアンユーさんの自伝にありました。この国を、アジアのハブとして、世界から有能な人材や資金を呼び込むには、民度を上げなあかん、と。そのためには、罰則も悪い方法ではない、と。
文字通り、「×」は「罰」の国、なんどすえ。
