愛犬の闘病記録です。
こちらの記事の続きになります
強制給餌を続けるも、バルの抵抗が激しく十分な食事量を与えることは難しく、九月には自宅で皮下点滴をすることを決断します。
まず、自分自身が注射や採血が非常に苦手で
そんな私が、愛犬に針を刺すなんて到底できっこないと、定期的に通院をしていましたが
バルの状態から、2日置きに補液することが望ましいとのことで、このまま通院で皮下点滴をするか
点滴の手順を覚えて、自宅で行うかを提案されました。
うちの子たちがお世話になっている病院は車で30分弱の場所にあり、平日は不規則ながらもパートに出ているので
2日置きに通院となると、家の中のことが回らなくなるなと思い、すごくすごく怖くて嫌だったけど、自宅での点滴を選びました。
初めて、バルに針を刺した日のこと
今でも鮮明に、感触まで覚えています。
1回目は、どのくらいの力を入れて刺したらいいか分からず、怖さもあったので中途半端な力加減で刺そうとしたら、全く刺さらず
指もすごく震えて
でもこれが、家でできるようにならないと、バルにも通院の負担がかかると
何度も深呼吸して、「痛い」とか「怖い」とか、何も考えないよう
ただ、バルに痛い思いを何回もさせないよう、心を無にして一発で思い切り刺すことだけを考えました。
2回目は無事に成功しましたが、バルの皮膚を貫通させる瞬間の感触が今でも忘れられません。
結局、旅立つまでの間、自宅での点滴を数ヶ月続けましたが、正直最後まで上手にやってあげられることはできなかったんじゃないかなと
バルに対して申し訳なさが残っています。
小さい身体で、ものすごく抵抗するので、保定役の夫も力を入れすぎたら脱臼させてしまうんじゃないかとか
私は私でバルの悲鳴のような鳴き声に焦ってしまって、点滴中針が抜けてしまうこともしばしば。
針を刺す行為は、最後まで慣れなくて、汗はかくし、吐き気はするし、手は震えるし
動物を最期まで飼うということの、責任の重さを感じた出来事でもありました。
妹に付き添ってもらい、点滴を教わりに行った日の写真。
元々可愛いお顔のバルちゃんだったけど、老いて赤ちゃんみが増し、更に可愛くなりました。
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