井上尚弥に”タンク”デービスは必要か。 | リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

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MONSTERの登場以来、PFPを語ることが日本のファンにとっても身近になった気がします。過去に10傑に顔を出す選手が出てくることはありましたが、他の外国のスーパースターと交えて本格的にPFP1位の座を喧々諤々討論出来る選手が出てくるとは夢にも思いませんでしたよ。

バンタム、Sバンタムでも4団体統一し、その目はフェザーへも向かってます。その先はまだわからないですけど、どこまで行くのかは楽しみでもありますね。

さて、アラブの方から井上の名前が出てくるのは凄く嬉しいですが、対戦相手でゲルボンタ・デービスが上がってくるのはどうしたものですかねえ?

デービスはSフェザーから階級を上げて今はライト級ですが、一時期はSライト級で活躍してました。アマでのスタートがバンタム級ですからね。

井上はライトフライからスタートして計画的に階級を上げて今はSバンタムです。多少の減量があるにしてもデービスとはもともとの骨格が違う様にも思います。キャッチウェイトでやるにしても現段階では非現実的としか言いようがありません。

 

 

もっとも減量信仰が強い日本では無理してでも体格的なアドバンテージを得るために出来るだけ軽い階級で試合をこなしていこうとする悪習がいまだにありますが、海外ではむしろ身体が大きくなってくると、より大きな試合を求めて階級を上げていくので、井上もSバンタムなんかでモタついてないで早く上げればいいのにという位の感覚かもしれませんね。

ただ、ナバレッテが一気に上げすぎて失態をさらした例もありましたので、無責任な意見に惑わされず、まずはアフマダリエフと早くやって欲しいなあと思います。