5・6東京ドーム雑感 | リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

マニアの隠れ家を目指します。
中津の生渇きの臭い人はお断り。

すっかりと時間が経ってしまいましたが、忘備録として。

5月6日東京ドーム、GWは祝日休めない職種なので最初から生観戦は諦めてました。まあ相手がネリということもあるので気乗りもせず。MJなら有給使っても駆け付けたかもしれない。

あとはドームという場所ですね。プロレスやPRIDE、K1などで何度か足を運んだことがありますが、雰囲気を味わうための会場。グランド中央にリングを組んで高い席を買っても、雛壇が作れないのでまずリング上は見えない。ビジョンが観やすい場所を探すしかないんですよね。

ただ、ドームで開催するということはMONSTERのブランドに箔を付けるので1度位はいいんじゃないかと思ったりしました。

どうせ自分は行けないし、行かないんだけどねと言い訳。

さて、試合の方はAmazon primeで鑑賞。世界戦4試合だと全部判定だと48R。ボクシングを見慣れてない人には辛いんじゃないかなと思いましたが杞憂に終わったみたいです。

ユーリ阿久井と桑原の1戦は判定決着ながら前戦以上に差が付いた感じ。前戦以降のキャリアの積み方、対戦相手の質が差を広げた印象。ただ、桑原はもう少し国内で揉まれれば次の挑戦が期待出来るのではないかなあ。飯村とかと対戦して欲しい。

拓真は石田にダウン奪われながらも完勝。

石田のジャブを機能させなかったことが勝因かな。

接近戦でも圧倒したし、引き出しの数が違いましたね。

拓真は相変わらず日本人には圧倒的に強い。判定試合だけど試合は面白かったよ。

武居、モロニーに判定勝ち。K1のキャリアがあるにしろ、わずか9戦目でモロニーに勝ってしまう武居は凄い。モロニーはサウスポー対策がアレだと堤にも指摘されてたが、普通のサウスポーなら捌けるだろう。武居の通常よりも遠い距離と鉄球をぶん回す様な強打のプレッシャーでペースを持ってかれた様に見える。

さすがに最後の11,12Rは集中力が切れたのかモロニーの連打を食って危なかったが、打たれ強さも証明したことになりました。

武居、天心が上がってくるまで王者でいて欲しいな。

 

そしてメインの井上vsネリですが、試合としては井上初ダウンもあり、面白くてスリルもあったのですが、個人的に井上の試合で観たいのはこういう試合ではないんだよな。

井上が負けるかもしれないという位の相手とのマッチアップ。

ネリ戦はどんなに過去は関係ないと言われようが山中との2戦は日本のファンからすると忘れられない。

結局は勧善懲悪の枠組みから抜け出れないわけで。そして井上と言えどもキャリアは有限なので、ネリで1戦消化するのはどうなのかという思いは最後まで拭えませんでした。

次はグッドマンかドヘニーか。個人的にはアフマダリエフとの対戦が観たいです。