井上尚弥がバンタム級の4階級制覇してから1年。
転級に伴い4つのベルトを一気に放出すると国内外でいろんな動きが出てます。
井上拓真は早速、ソリスを塩漬けにしてWBAの王座をゲット。
WBCはドネアを破ったサンチアゴが戴冠しましたが、そこにWBOのSフライを返上した中谷潤人が挑みます。
IBFのエマニュエル・ロドリゲスには西田凌佑が挑めるみたいで一安心。挑戦者決定戦の結果が反故にされないで良かった。
WBOのジェイソン・モロニーには誰が挑むのか。4階級目もWBO狙いの田中恒成か?
国内では日本王者の堤聖也、OPBFを返上して階級を一つさげてきた武居由樹もいます。Sバンタムの那須川天心が加われば、それはそれで凄いことになりそうです。まさに群雄割拠。
昭和~平成にかけてこの階級は日本人にとって思い入れがある階級です。
ファイティング原田
六車卓也
辰吉丈一郎
薬師寺保栄
長谷川穂積
山中慎介
井上尚弥
名だたる顔触れがこの階級の歴史を紡いできました。
それだけにミニマム級で観られた様な一部、王者のタライ回しをして欲しくは無いのです。
例えば噂話レベルですが中谷潤人が体重苦でSフライの王座を返上してその後釜を田中恒成に狙わせる・・・とか。まあ拓真の戴冠も兄尚弥の返上後でしかも峠を越えたソリス相手でしたから似た様なものですが。そして獲って1~2度防衛して即返上とかも辞めて欲しいと思います。
体重が苦しくて上の階級に転級というのは仕方ないと言えばそうなのですが、それでもバンタムという階級に飽くなき拘りを見せた辰吉というボクサーにいまだに畏敬の念を抱いてしまうのがこの階級に思い入れを持つファンの感情かも知れません。
現在の選手からも黄金のバンタムの系譜を継ぐ王者が出てくることを願ってやみません。