「君を必要と感じなくなった」

そういわれても、何も感じない。


私の心はどこへ行ってしまったのだろうか。


いつからか、自分の心が見えなくなってしまった。

そして、何も感じない。


どこに落としてしまったのかしら。。。

渋谷の地下鉄にも、下北沢にも六本木にも五反田にも恵比寿にも、

どこにもない。


蛙を熱湯に入れるとびっくりして飛び出すが、

蛙を入れた水をじわじわ熱湯にすると気が付かずに死んでしまうらしい。


結局は、そういうことかもしれない。


私は後者の蛙なんだ。


もっと早く飛び出すべきだったのだろうか。


過去を振り返っても仕方がない。

☆何のために生きているのだろうか。。。と

ここ数日、彼の仕事が忙しく一緒に住んでいるのに合う時間がない生活が続いていると、

私は何のために生きているのだろう、と思っている自分に気づく。


答えは、出ない。

元気のないときには、元気なふりはしないことにした。

私にとって、少しばかり勇気のいることだった。


いつでも元気で笑っていて、という自分と少しだけさよならしたら、とても楽になった。


私を良く知っている人は、そういう元気な君も君なんじゃないか?と言った。

確かにそうかもしれない。無邪気に笑っている私も、私自身なんだ。


私は、自分を知ろうとしないまま過ごしてきてしまったのだと実感した。

知ろうとしないばかりに、理想と現実の間で悩みつづけてきたのかもしれない。


自分の事は自分が良くわかっているとは聞くけれど、

私においてはそうではなかったんだ・・・


私は、私を見失いそうなとき、本を読み、思うままに(といっても、今日はあのお店に寄ってみようとか、そのくらい)

行動するようにしている。


そうすると、私は自由なんだって、どうにだってなれるのだから、力を抜いて居ても良いんだって思えるのだ。


単純なことかもしれないけれど、それを見つけた私は、前より少し、自由になれた。

☆恋人。

 (私が)恋をしている人。



 それは、無精ひげを生やした、最近少し疲れ気味の彼。



 彼に恋をしているというよりは、尊敬しているのかもしれない。



 信頼。



 とても大切なの。



 そう、とても。

 私の愛しい人。

私が夜中に暴れ出しそうな気配を漂わせると恋人は本屋に連れていってくれた。
私が気になって手にした本を全て私の手から抜き去り、まだまだ眺めて良いよって、本屋という狭い世界で自由にさせてくれた。
VOGUEは帰って直ぐにページをめくった。
小説は通勤時に読んでいる。
物語の素晴らしさと共に、恋人が買ってくれた物だという安心感が私を包む。
暖かい仕立ての良いコートも。
恋人は私を自由にさせてくれる。
元々干渉しない質なのかもしれないし、私に興味がないのかもしれない。
私にとって大切な事はそんな事ではなくて、眠る時に隙間が見当たらないくらいにくっついて眠る事だったり、
ソファーで私が眠りそうだと自分は眠くなくともベッドに入ってくれる事。
そんな事が私を満足させてくれる。
だから私は彼が帰ってくるまでに乾燥器で布団を温め、洗濯等をして起きて待っている事にしている。
一緒に暮らしていても時間のすれ違いで寝顔だけしか見れなくなるかもしれないから。
ちゃんと今日の恋人に会いたい。
帰ってくるまでは、小説や彼の洗濯物で確かめる。
私は用心深いのだ。きっと。
恋人からのお年玉は、agnes b.のお財布と名前を忘れたブランドの、コンパクトに作られたコート。
伊勢丹で私が品定めしていると、痺れをきらした彼は次から次に、これください、と支払いをしてくれた。
本屋でもそう。
迷っていると、全部買ってくれた。小説にお料理本、VOGUE・・・
おかげで、家についた私は開けるものが沢山あってワクワクした。
今年も私は恋人に恋をしそうだ。
これだけ読むと、物を買ってくれるからという理由だけにとれてしまうけれど、もちろんそんなことでなく、私は恋人に恋をしていて、とても愛おしいと思っている。
彼のくちびるはやわらかい。
リップクリームなんて彼の人生に関係ないであろうが、
そんな物を使わなくても、彼のくちびるは私の全てに私の肌に優しいように出来ている。

そのくちびるに、毎朝気まぐれに触れてみる。
彼は眠っていてもかすかに反応をしてくれる。

あのくちびるを昼間に-私が会社員の時間-思い出して、愛おしく胸の奥がむず痒くなるような、恋しくて恋しくて仕事なんて放りだして、年中休む暇なんてなく働いている恋人のもとへ迷惑だとはわかっていながらも急いで行きたいと、それは何度も思うのだ。

一緒に住んでいてこのありさまなので、離れていた頃を思い出すだけでぞっとする。
ある日の夜遅く、お友達の家から帰る途中、私は一駅歩いて帰ろうと歩き始めたその時に携帯が鳴った。
恋人からでそれは家に帰ったら私がいないので、心配してのものだった。
一駅。
私は走った。早く早く1秒でも早く彼に会いたくて、
会える時間を無駄にしたくなかった。
息を切らして帰って来た私に驚き、どうしたの?と聞かれたけれど、本当の事は言えなかった。
私の好きなDVDのシリーズを全て揃えて、彼はプレゼントしてくれた。

なんでもない日に、彼はそういう事をして私をうれしくさせてくれる。

彼のやわらかくしっかりとした腕と、
肉付きの良いふともも。

頭、指先、おなか、背中、全てが食べたいくらい愛おしい。
それはDVDのせいじゃなくて、あの人に私の細胞が反応するからだわ、きっと。
隣にいるのに、心が遠く感じる。
私が解りにくくむくれるせいで・・・

ほんとは、いつも通りにしたいのに、うまく自分をコントロール出来ない。
住宅街でファミレスもないこの街では、夜中、頭を冷やしに私が行ける所は駅前のコンビニだけ。

ここ数日ずっと考えている。思っている。
幸福なのに私はまだ何を望むというのか。
前まではこの生活を手に入れるために必死だった。とても。
ある程度手に入れた今、欲しいのは更なる幸福。

彼のお腹と腕のあいだで眠れるこれ以上ない幸福を、あなたは実感出来ていますか?
*なつかしいお友達から電話が来た。

 ついつい長話をしてしまった。
 とてもおもしろい男の子。
 最近は、めっきりいい男になってきて、
 私は、とてもうれしく思っている。
 
 男の子が、いい男になるのは、見ていて気持ちがいい。

 仕事を3ヶ月休職しているらしい。
 そして来週あたり、アメリカへ旅行にふらっと行くらしい。

 彼の仕事の話しや恋人の話しを聞いて、笑って楽しかった。

 明日は金曜日。
 恋人の家に行こうっと。