
我が家のマルベリー(桑)の木(ゴールデンウィークの頃の写真です)。
小さな苗を庭に植えて5年ほど経つでしょうか、木陰でお弁当が食べられるほど大きな木に育ちました。
毎年、木いっぱいに大ぶりな実をつけ、小鳥たちと仲良くシェアしていましたが、今年は待てど暮らせど色付きません。例年だと、5月の中頃からちょうど今頃までの約1ヶ月間、白→黄→ピンク→赤→黒紫と言う具合に色付き熟すのですが、今年はいつまでも黄色のまま。
日照不足のせいか、低温のせいかとも考えていましたが、黄色や薄ピンクだった物が逆に白くなって行くではないですか!しかも実がだんだん縮んで固くなって行く!
さすがにおかしいと思って調べてみたところ、桑の実のみに寄生するキノコ菌「キツネノヤリタケ」なる物が犯人らしいと突き止めました(それらしきキノコも数本発見!)。木と葉っぱは元気そのものなのに、実だけが白くなってしまう現象、間違いありません。
その上なんと、一度この菌に目を着けられた桑の木は、何年間も同じ事を繰り返すのだそう!うぅ~、キツネノヤリタケめ!殺菌剤を撒けばやっつけられるらしいのですが、薬剤は使いたくないので、自然に委せることにします。
今年は、この時期の我が家の庭のお馴染み
木いちごも超不作。例年ならばゴールデンウィーク過ぎから2~3週間、毎日かごに山盛りで収穫できるのに、今年は期間中トータルでかご2杯ほど。拡がり過ぎたので大幅に剪定したせいもありますが、普通なら1番果から5番果ぐらいまで一房に着くところが、今年は殆ど1番果のみ。実のサイズも小さく残念でした。5年以上、毎年豊作で、それが当たり前になっていましたが、木いちごにも裏年があるのかなぁ?そう言えば花も少なく元気がありませんでした。
橙の花つきも悪かったし、白百合も数少な……庭全体が裏年と言った感じです。庭の休息年なのかもしれません。
今年の宮崎、桜の時期から雨も異常に多いですし。
全国的に空梅雨で暑く水不足も心配される中、梅雨の雨は九州に集中し過ぎ(お陰で涼しいけれど)でうんざりと思っていた挙げ句、年期の入った我が家、
なんと雨漏り~!
慌てて屋根の修理の材料を買いに走るも、降りしきる雨の中では修理も出来ず。
仕方なくバケツを置いて過ごすことに(ピアノの部屋でなくて本当に良かった!)。

ポタポタ天井から落ちる水滴にバージュは興味津々。困っている人間をよそに、ハシャギながら何度もバケツを覗き込んでは注意されました。
ノアゴンは我、関せずの落ち着きでしたが。
たった1日だけようやく晴れた隙に、屋根に上がって修理しました(何でも自力で直すのはフランス仕込み!)。リフォーム等、手は入れているとは言え半世紀ものの我が家、瓦が劣化してポコッと穴が開いていたのが原因でした。瓦の補修材で穴を埋めて修理完了。へんこちゃんはちょうどお散歩中で、修理が完了したところに帰って来たので屋根上での私の八面六臂の活躍を知りません(笑)
翌日からはまた雨雨雨でしたが、修理の成功を確認できました。
ここ10日だけで6月の平均降水量を超しているとか、日照時間が平年の50%以下だとか、幾らなんでも梅雨らし過ぎる宮崎ですが、取り敢えず雨漏りが直ってひと安心。

そんな我が家に嬉しいお届け物が。
仲良しの
はるかさんから、手作りのさくらんぼジャム!このさくらんぼジャム、以前にも頂いているのですが、他では味わえない美味しさなのです。
さくらんぼは、はるかさんちの庭で収穫された可愛い子たち♪
去年ははるかさんがご実家にゴールデンウィークの帰省をしている間に、小鳥たちがぜ~んぶ食べてしまったと言うことで、その為に帰省日程を調整すると言う力の入れ様だった今年。お陰で2年越しで我が家に来てくれました。しかも2瓶も!銀の蓋の方は普通のお砂糖、金の蓋の方は今注目の羅漢果エキス……食べ比べてみて下さい、とお手紙が。
食べ比べ大好きな私、写真を撮る前に味見しちゃいました。だから少し量が減っている(笑)
羅漢果エキスを食べるのはお初でしたが、クリアな感じで優しく上品な甘さ。お砂糖はコクがあってこれまた美味しい!
不思議なことに、色まで違いますよね。お砂糖の方が赤いです。
どちらもプルン、トロンとした柔らかなさくらんぼが堪りません。
小さな実を大量に収穫、1つ1つ種取り、はるかさんの労力と愛情に感謝☆

自然素材のお菓子も頂きました。
蜂蜜を持ったくまのマドレーヌ、可愛い♪
このパティスリー、ともかく素材に拘っているのがよくわかります。
国産蜂蜜とバターの優しい味わいは、体にも優しいのだと実感できるのです。
広島の瀬戸田レモンと信州百花蜜、フランボワーズと夏いちごのゼリーは、爽やかなフルーツ感たっぷりなのに、口に入れた瞬間にスルッと溶けてジュースになりました!

そしてそして、次から次へと出て来る出て来る猫グッズ!まるで猫グッズの玉手箱状態でした。はるかさんからのプレゼントは、いつも選りすぐりの猫グッズがギッシリなのも嬉しいのです!
今回はほんの一部だけ、残りは我が家の猫グッズコーナーにて近日公開。
非常にインパクトのある黒猫がドーンと座るトートバッグと目薬ポーチ。
トートバッグ、ざっくりとした綿の質感が何ともお洒落です。有名なロートレックのシャノワールに似ていますが、あの黒猫よりもふっくらして尻尾も太く威厳があります。ちょっとノアゴンっぽいかも。CATのCの字が、こっそり猫耳付き!
目薬ポーチは、以前に同じ物をはるかさんから頂いたのですが、popさんに「これ小銭入れにちょうどイイね~」とか何とか言いながら横取りされてしまった私にと、わざわざまた探して下さったのです!
はるかさん、楽しい嬉しいプレゼントを本当にありがとうございました☆

さて、月末恒例お薦めクラシックコーナーです。
今月のテーマは、今年生誕150年のシベリウス。2008年に書き始めてから、もう74回を重ねるこのコーナー初登場。森と湖の国フィンランドの作曲家です。
近年、北欧が日本で大ブームですね。写真は以前lalaさんから頂いたイッタラのカステヘルミ(朝露)シリーズのキャンドルホルダー。リースは自作の山椒の実とフェンネルシードのリース。
イッタラはアラビアも傘下に入れたフィンランドのメーカー。北欧デザインって、スタイリッシュでありながらもナチュラルで、カラーやデザインも楽しく、みんなが憧れるのもわかりますね。私も北欧食器、欲しい物がいっぱいです。
しかし、ムーミンやインテリア用品は売れに売れていても、その地の音楽はあまりよく知られていないのは残念。せっかく北欧スタイルを愛するならば、北欧の地に根差した音楽を聴かなければ勿体ない!私は北欧に行った事もなく、言葉も全くわかりませんが、音楽はその土地の空気や文化の香りを感じ取れる最良のものだと思います。
今回も、ピアノ曲を中心にシベリウスをご紹介します。
シベリウスは、ピアノ曲の作曲について「小遣い稼ぎのため」と言っていただけあって、数多くのピアノ作品の殆どがごく短い小品で、音楽的・テクニック的にも簡素で地味なので、あまり弾かれる機会はありません。がしかし、情熱を注ぎ入れずとも、いや寧ろスケッチのようにサラッと書いているからこそ、その作曲家の個性と魅力が窺い知れる気もします。
フィンランドの美しき大自然の音楽旅、ご一緒しましょう。
◆シベリウス:6つの即興曲 op.5-5
(P:Folke・Grasbeck)
https://www.youtube.com/watch?v=eL6DAKBiHUU シベリウスの初期作です。決して有名な曲ではありませんが、煌めく美しき小品。
フィンランドの冷たく澄んだ空気、湖面に映し出される満点の星空を思わせます。
演奏者はフィンランド人であると言う以外は何も知りませんが、お国ものなだけあって雰囲気がよく出ていると思います。
◆シベリウス:樹の組曲 op.75より「樅の木」(P:舘野泉)
https://www.youtube.com/watch?v=eqaK-Iwbmuk これも3分程の小品ですが、シベリウスのピアノ作品の中で最も有名な曲です。先月のデュティユーのソナタ同様、ピアノの人がシベリウスを弾くと言ったら、十中八九この樅(もみ)の木です。
メロディーラインがはっきりわかりやすく、シベリウスのピアノ曲にしては珍しくキャッチーなメロディーであるのが人気の理由でしょう。
やや歌謡曲調とも取れるセンチメンタルなメロディー、ポピュラーでも取り上げられるのが頷けます。
フィンランドの厳しい冬の雪景色の中に佇む樅の大木と言ったところでしょうか。樅の人生(木生?)に想いを馳せます。
半世紀以上もフィンランドに住み、フィンランド人の奥さんを持つ舘野泉さんの演奏で。舘野泉さんは十数年前、演奏会中に脳出血を起こして右手が動かなくなり、左手だけの作品を弾くピアニストとしてご存じの方も多いと思いますが、北欧音楽(取り分けシベリウス)の超第一人者でもあります。
僭越ながら、私にとっては同じ安川門下の大大大先輩だったりします。
ピアニストにとって片手が動かなくなると言うのは想像しただけでも激しい辛苦ですが、70代後半になった今でも左手1本で活躍なさっている事は本当に尊敬の一言。
この演奏は両手作品ですから、もちろん脳出血を起こす以前の録音ですが、フィンランド人以上にフィンランド~と言う感じがする素敵な演奏ですね。
◆シベリウス:5つの小品(草花の組曲) op.85より「あやめ」(P:Cyril・Szalkiewicz)
https://www.youtube.com/watch?v=Rp1iAb7a890 これまた3分程の小品。
樹の組曲に対して、こちらは草花の組曲です。
録音の具合でしょうか?とても音が綺麗ですね。
ひっそりと、少し寂しげに咲くあやめと言う感じがします。
この演奏家もご紹介できる情報がありません。スミマセン。
シベリウスのピアノ作品は、その地味な性質上、あまりメジャーなピアニストが演奏していないのも特徴です。。。が!…………→→→
→→→
→→◆シベリウス:ソナチネ op.67-2より第2楽章 アンダンティーノ(P:グレン・グールド)
https://www.youtube.com/watch?v=u9DyBV0Bzbs 誰もが知るグレン・グールドのシベリウスが!
グールドはシベリウスを好んでいたようで、何曲かの録音を残しています。
中でもこのソナチネの2楽章は白眉。グールドの良さが最も引き出されています。
3分弱のアンダンティーノ、なんと美しいのでしょう!少ない音から紡ぎ出される素朴な温かさと寂寥感に、静かながらじんわりと深い感動。

ムーミン谷の住人?
最近、私が寝る時に必ずこうして挨拶に来るノアゴン。そして暫くの間、私の足の間にゴロン……寝られません(笑)
◆シベリウス:ヴァイオリンコンチェルト(V:イヴリー・ギトリス 指揮:ヤッシャ・ホーレンシュタイン ウィーンフィル)
https://www.youtube.com/watch?v=iHrTk0H-F24 最後にシベリウスの代表作を。
シベリウスの真骨頂はオーケストラ作品です。ピアノ作品よりも明らかに心血を注いで作っているのがわかります(笑)
このヴァイオリンコンチェルトのいわゆるサビの部分(3分30秒ぐらい~)は、かなりの方が耳にした覚えがあると思います。とても華麗で情熱的、非常に有名な曲です。あらゆるヴァイオリンコンチェルトの中でも最も有名な曲のひとつです。
小品ばかりのピアノ作品と違って長大なので、今回は1楽章のみご紹介。
ヴァイオリニストは、90代になった今も来日公演を行っているギトリス、個性派として知られますが、昔から大好きです。個性派ゆえ好き嫌いは分かれますが、豊かに歌った響き、本当に素晴らしいと思います!ギトリスにしか出来ない世界です。
シベリウスのフィンランド紀行、お楽しみ頂けたでしょうか?
日本の梅雨とは真逆と、冷涼な空気を感じますよね。
6月21日は夏至(日本では今年は6月22日)、1年で太陽の時間が最も長くなる日、フィンランドでは白夜でしょう。
フランスは白夜までは行きませんが、夜の9時近くまで日が暮れません。その太陽の明るさを満喫しようと、毎年6月21日は「フェット ドゥ ラ ミュージック=音楽の日(祭)」が開催されます。このイベントは、フランス各地のコンサートホールはもちろんのこと、カフェやレストラン、広場や道端、街角のそちこちで、あらゆるジャンルの音楽を一晩じゅう演奏して楽しもうと言うもの。プロ、学生、飛び入り参加など、その形態も多種多様で、その多くは無料なので(世界的ロックスターのコンサートも無料だったり!)、自分のお気に入りを探すのも楽しみのひとつです。音の問題にうるさいパリの街も、この日ばかりは真夜中を過ぎても音楽が鳴り響きます。
私が初めてフランスに降り立った日が偶然にもこの音楽の日だった為、取り分け印象深いイベントです。

フィンランド人っぽい目の色のへんこちゃん(強引に繋げる(笑))。
法事などでお坊さんが来た時用の座布団がヘタレて来たので、へんこちゃんにあげたところ超お気に入りに。
何しろ長時間お経を詠むお坊さん用なのでかなり肉厚でビッグサイズ、しかも図柄が鶴、反対の面には「寿」と(笑)
有り難い感じの座布団、ご利益がありそうだとへんこちゃんもわかったのかもしれません!