まず初めにショッキングな発言をしましょう。
当初のタイトルは「アホをディスって三千里」でした（笑）
このトレードに何の意味があるのか分からないのでまずは情報を整理。
【内容整理】
カンセロ＝ダニーロ＋3000万ユーロ
カンセロ（25歳、年俸300万ユーロ）
ダニーロ（28歳、年俸450万→推定350万or400万ユーロ）
ふむふむ、つまり3歳年を取る代わりに3000万ユーロのキャッシュが手元に残ると。
手元に残る金額は3000万ユーロだったり2800万ユーロだったり諸説あるのでそこはまあ暫定ということで。
【みんな大好き算数のお時間】
いくら手元に残ったらプラスってことになるんだろう？
損益分岐点を探ってみましょう。
同じ年齢で同じ年俸で同レベルの選手なら手元に残ったお金がそのままプラス。
3歳年を取って年俸が上がってレベルが下がったらどうなるのか試算方法を考えました。
【ポジション・コスト】
今回はひとつのポジションを埋めるために年間いくら掛かっているのかを基準に採用。
単純に年俸x1.8で税込み金額とするとカンセロなら550万ユーロ弱。3年分で約1600万ユーロ。
同じくダニーロ(400万ユーロ)だと720万ユーロx3＝2150万ユーロ。
どっちで計算しても黒字にはなりそうですね。
年俸差額分として100万ユーロx1.8x3年で500万ユーロ弱ですが、カンセロの年俸は他の新加入選手を見るともっと高くすべきなのでひとまずノーカウント。
【前提条件】
上記の皮算用が成立するにはいくつか条件がある。
まずフィット率が100％であること。カンセロのフィットは計算できるけどダニーロのフィットは不確定である。
次にパフォーマンスが同レベルという前提。少なくともユーベの要求に対して同様のパフォーマンスが担保できなければ成り立たない。
【注意事項：3年の価値】
25歳なら3年後もまだまとまった移籍金が期待できる。まさにダニーロに値段が付いたように。
しかしこれが30を越えるとガクッと下がるのが市場原理。
なので25歳からの3年と28歳からの3年の価値は同列ではない。
カンセロは3年後も近い金額を期待できるがダニーロの3年後はほぼ底値。
カンセロの評価額が変わらないとするならダニーロの下落分も含めなければならない。
【結果】
全くお得感がないんですけど。
まずカンセロを舐めてない？守備がどうこうを差し引いても現チームの数少ないワールドクラスぞ。
求めるものが違うとはいえ、シティでポジションを取れる選手は他にいないでしょう。またシティが欲しいと思う選手も。
（ボヌッチが欲しければ全然あげるけどねww）
ダニーロには悪いけどこれまでのキャリアを見る限り比べるべくもない。じゃなきゃ求める役割が違うにしろシティがここまでこだわらない。
単純に小銭と引き換えにした戦力ダウンでしかない。
ビッグイヤーを狙うのに戦力を削る理由もない。
ダニーロで守備が改善すると思ってるのが謎。むしろ収支がマイナスに傾く確率の方が確実に高い。
それにしてもウォーカーで不満ってさすがに凄い。
【ワースト・シナリオ】
その上フィットしなかったときは目も当てられない。
手元に残った3000万ユーロで代役取って急場をしのぐ？そんで不良債権化したダニーロをいつものように契約解除？
スピナッツォーラを手放したことでも後悔しますか？
更にいうと今まで言い値で獲得するのに目を瞑ってきたのは「フィット率50％で良しとするなら100％が見込める獲得は市場価値の倍額で構わない」という甘やかし条項があったから。
それも放出ミッションでこれだけ失態を重ねるとその損失で甘やかし条項を使い切ると思うんだよね。
【おまけ】
もしこれが決まるならダニーロがカルチョにフィットしてカンセロレベルにブレイクする未来を祈るしかない。
サンドロとのブラジルユース代表コンビで確変ワンチャン。
書いてるうちにメディカルチェックまで来てるらしいのでほぼほぼ決定？
センターバックが若返ったのと引き換えに磐石だったサイドバックが崩壊したからなんだかなー。
最後になるけどダニーロだって悪い選手じゃないんだよ。予算によっては獲得に動いてもいいくらいには。カンセロと代えるメリットがないだけで。
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でわでわByeByePOOヽ(｀▽´)/