こちらのお家、電気メーターの一次側を見て下さい。
太くて丸いケーブルが入っています
やった!
太い幹線が入っている!
これなら分電盤交換も簡単だね
とあまり細かい部分はチェックせず、
気軽に50Aの分電盤を持って行きました。
ところが!!
思わぬ落とし穴が!!
(ちゃんとチェックしておけば良かった…)
電気メーターの隣にあるボックスの中身はこうなっています。
200Vの小ブレーカーがついていて、
エコキュートとIH専用になっていました。
ボックス内の遮断機には60Aが付いていて、
それに相応したVVRが付いています。
ところが、室内側の分電盤
幹線は単3(赤・白・黒の3本が入っていて200Vも使える)なのですが、
良く見ると、幹線が細いじゃないですか
これ、2.6mmの幹線じゃない?
という事は、室内側の分電盤は30Aがついているの?
よくよく見ると、小さな字で30Aと書いてありました
室内の単相3線で30Aの分電盤、、
ちょっと珍しいです。
まとめると、
元々このお家は単3、VVF2.6で家の中の分電盤に取り付けられた。
この後、オール電化にするに辺り、
電気メーターと室内分電盤の間に、
新しく60Aの配線用遮断器とブレーカーが取り付けられた。
この時、引き込み線と外にある60Aの遮断機までは、
VVR14sqが新しく付けられた。
この為、これから交換しようとしている室内分電盤は、
今の幹線のままでは、
30Aまでしか取り付けが出来ない事が分かりました
方法はふたつ!
分電盤を単3・30Aの新しいものに交換する。
(分電盤を再び買う)
もしくは、細い幹線を太いものに交換する事です。
でも今時、ファミリー戸建てで30Aってあり得ないですよね
迷わず、太いケーブルを買いに行きました。
購入したケーブルは、VVR14sq。
60Aの分電盤にも対応する太いケーブルです。
幹線交換、簡単なケースもありますが、
結構大変な事が多いです
がんばるよ!
まず、電気メーターを取り外し、
細い幹線をあらわにします。
ここから、室内側の高い所に付いている分電盤の位置まで、
買って来た太いケーブルを持って行きます。
壁裏を通るので、盲目的な作業です。

この太い幹線を、
新しく持ってきた50Aの分電盤に取り付けていきます。
取り外したVVF2.7mmと、新しいVVR14sq。
太さの違いは、一目瞭然。
接続中…
室内側も無事取り付けが終わりました。
最終確認して、無事終了!
追記です。
今回、電気メーターの封印シールが、
おそらく工事の時よく押さえられてなかったのでしょう。
半分だけ剥がれていました。
これでカバーを外して、幹線部分の止めビスを触れたのですが、
一次側(電気の引き込み線からメーターまで)のビスを、
試しにドライバーで締めてみた所、
全てのビスがゆるゆるで、
手でも回す事が出来るくらい緩んでいる事が分かりました。
1次側の固定ビスが、ここまで緩んでいるなんて
点検して良かったです。
このまま緩んでいたら、危険でした。
エコキュートとIHに使われていた専用のボックスは、
中身を撤去してそのまま残すことにしました。
見た目には施工前とほとんど変わりませんが、
中身は素晴らしく良くなりました
この作業で2時間位余計に時間がかかってしまいました
日中ずっと、行動計画を紙に書いて動いていますので、
痛い時間ロスなのです。
次からはもっと慎重に確認する様にしますね。
最後に、今日のにゃんこ。
今週末は保護猫の里親会の日です。
今回は現場が忙しくて参加できそうにありませんが、
保護猫達にご縁があります様に。。
今回はいつも以上にマニアックな記事になってしまいました。
最後までお読み下さり、ありがとうございました