この物件を初めて見た時に、
『あ~これ!塗るの大変』
と思った、
2階バルコニーの鉄柵。
この年数の鉄柵、
多少なりとも錆びて穴が空いていたり。
それなりにしっかりと傷んでいます。
しかもこの、
デザインでこうなっているのだと思いますが、
塗装する人泣かせの、
細いカーブを描いた鉄柵
本格的に暑くなる前に、
塗装してしまいましょう
まずはとにかく下地処理。
紙やすりや金属やすり。
所々サンダーも使って、
バリ取りを頑張りました。
鉄柵も黙る、
かなり強力な錆止め材入りの
塗料をチョイス。
いつも、
最低2回、時には3回塗ります。
1回目の塗装はなんと!
最近時々現場に入ってくれる、
ママ友さんが塗ってくれたのです
リフォーム未経験からスタートされた中、
どんどん上手になるのでびっくりしています
すごいなぁ
今日は、
腐食して穴の開いた部分をパテ埋め。
そして塗装仕上げを行いました。
刷毛は二本使います。
そして、塗り残しが無いか、
十二分にチェックしていきます。
柵を塗る時は、
塗り残しが無いようにするのも大切ですが、
刷毛の「毛」に変なクセが付かないように、
都度きちんと揃えながら、
丁寧に塗る事がとても大切と感じます。
そして刷毛を動かす方向。
仕上げ段階ではやはり、
柵と同じ方向に刷毛を動かすのが大切。
さらに塗料の粘度、
これも気にしています。
気温が高くなって、粘度が高くなると、
刷毛跡がダマになったり、
綺麗に仕上がらないのです。
もちろん低くなるとすぐ垂れるので×。
そして塗る順番。
出来るだけ短時間で塗っていくには、
どこから塗れば良いか、
そして、
服の汚れを最小限にするには
どう塗れば良いか 笑
(順番を考えないで塗ると、
胸や脇の部分がすぐに汚れてしまいます笑)
そんな事を色々考えながら、
黙々と塗っていきます。
少し前のブログにも書きましたが、
塗装は本当に奥が深くて、
好きな仕事のひとつです
こうして黙々と塗装をしていると、
生協のトラックがやってきました。
ご近所の奥様が5人程出てきて、
立ち話が始まりました
『柵塗ってはるね~綺麗になったやん』
『前も塗ってはったから、きっと今日仕上げよ』
『あの家誰が住むんだろうね』
『話によると、賃貸らしいよ』
『へえ~。』
奥様の立ち話、
相変わらず丸聞こえ
面白いです 笑
はい、仕上がりました
柵が塗りあがったら、
次はバルコニー床面の
防水塗装です。
あ~今日も楽しかった
快晴の下、毎日好きな事をして過ごせて、
そして、生活もしていける人生。
大家さん本当に楽しいお仕事です