その①はこちら
その②はこちら
お金に非常にシビアで、
大変神経質な売主さん。
物件に根抵当権を設定する事になり、
解除権期日や決済日が延長となる(契約書の範囲で)
可能性が出てきました。
これを知った売主さん大激怒
しかしながら、
契約の時に、売主さんは
これらの事はきちんと説明を受けていました。
日が延長になるのは、
契約にある以上普通の事で、
売主さんの思い込みで激怒されても困ったことです
営業のお兄さんと話をしていて感じたのが、
営業のお兄さん、
まだ新人なのもあってか、
伝えるべきことを色々な事に注意して、
相手に伝える事が苦手なようです。
不動産の取引は
色々なリスクがあります。
この為、
今回はこうですが、
こうなる可能性もありますよ、 など、
色々な可能性を予測して、相手に伝える必要があると思うのです。
推測ですが、営業のお兄さん…
売主さんには結果だけを話して、
色々な事を含めた話が出来ていなかったのだと思います。
そんな事もあったのでしょう。
その営業さんは担当を外され、
全ての対応を店長が行う事になりました。
相手が店長になっても、
売主さんは、怒り満々
店長から私に電話がかかってきて、
店長宛の怒りの電話が、
1~2日に1回、
1時間かかってくると言っていました
すごいですね
内容は、営業のお兄さんの対応に不満がある事と、
融資内諾がまだである事、
とにかく早くしろ、
だそうです。
そこで、店長、
私に電話をしてこられました。
『融資を少しでも早く決行出来るように、
無理の無い範囲で構いません。
ご協力をお願いできませんでしょうか』
出来る範囲でならばと、
銀行さんに連絡をすると、
スムーズに融資内諾OKを頂きました。
早速、店長から売主さんへ、
融資内諾が出た事を伝えて頂くと、
間もなく店長から電話があり、
『ちゃーみーさん、
内諾OKとお伝えしたら、
今度は決済を一日でも早くとずっと言っています』
この話を聞いて、
前から変だと思っていた事が確実になりました。
どうしてこんなに執拗に、
激怒してまで、
決済を急ぐのか
契約時は、
売却したお金は何に使う訳でも無く、
急がないと言っておられたそうです。
店長に聞いてみると…
『それね、僕もおかしいと思ったんですよ。
そこで、さっきの電話で、
どうしてそんなに急がれるのですか?
と聞いたんです。
そしたら……』
『やっぱりありましたよ
借金の返済期限があるらしいです』
やはりそうだったのですね。
売主さん、嘘をついていたのでした。
お金がなく、
借金の返済に追われるが為に、
大切な事を見失っておられる売主さん、
悲しいなあと思いました。
でも、
決済が早くなって売主さんが助かるのなら、
出来るだけ協力しよう
そう思いました。
融資担当者
店長
司法書士の先生
と連絡をとりあって…
朝から京都の銀行へバイクでGo
信号待ちで撮影
公印を頂き、
そのまま大阪市内へ
流石に遠い
ずっとバイクに乗っていると
PCXでもお尻が痛くなります
そして、司法書士の先生のところへ
いつもお取引させて頂いている、
よく知っている先生です。
事情もご理解頂き、
決済日に十分間に合うように、
動いて下さいました。
この日のバイクの走行距離110km
無事本日26日、
融資決行
売主さんご希望の、
28日決済に間に合うことになりました。
は~疲れました。
でも、売主さん、良かったですね
ようやく、
店長への激怒の電話も無くなったそうです。
28日決済で、その④完結予定です
長文お読み頂き、ありがとうございました
(おまけ)
現金決済をすれば済むのではと
思われた方もおられるかも
知れません。
今回の融資は少額で、
もちろん現金決済も出来ますが、
それを売主さんに伝えてしまうと、
それも良くないと思いました。
何で早く言わんのやーみたいにね
最後まで内緒にしておこうと思います