生活保護を受給している入居者さん その② | 不動産投資をとことん楽しむ♪

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昨日に引き続き、同じマンションの生活保護者、Sさんについてお話します。



Sさん

72歳 男性

身よりなし

糖尿病あり、お酒が大好き



Sさんは2年半前に、生活保護課→生活保護者を多く受けている賃貸仲介業者(ひょんな事から仲良くなり、よく紹介して下さいます)経由で入居してきました。


このSさんも生活保護ですので、家賃はその区域の定めるMAXの賃料と、水道代¥2000/月を頂いていました。

利回りは、23%になります。



人は良いのだけど、お酒が大好きで、72歳の年齢にしては理解力が悪く、色々な事が起こります。




入居後まもなくかかってきた電話…

 「○○総合病院です。Sさんが道で倒れていて、当院に救急搬送されました。今、救急室にいます。検査をしました所、問題がなさそうですので、迎えに来て頂けますか?」



………?? 大家がお迎えに行くの??


当たり前の様に言われるのでびっくりしました^^;

身元引受人がいないので、マンションの管理会社に病院が連絡して、私の所にかけてきたみたいです。

しかも時間は夜の9時を過ぎています。

病院までは1時間はかかります。



連帯保証人がいないとは言え、夜間とは言え、大家が身元を引き受けるの…?

確かにもしもの時は助けに行かなければならないけど、快諾するにはおかしい感じがします。




病状や症状を聞いてみると(私、医療職です)、どうも歩けるし、交通手段があれば帰れそうな印象。


私「鍵とお金を持っているか確認して、確認できればタクシーを手配して帰して頂いて良いですか?」


その後、無事帰宅できた様で、解決しました。




そして半年後… またもや電話が^^;



「〇〇警察署ですけど」  ええ~今度は警察((+_+))!?


「Sさんが路上で倒れていると通報があったのですが、お酒を飲んで酔っ払っていただけなので帰って頂こうと思います。 ところが、転んだ拍子に鍵を紛失してしまった様で、鍵を持ってきて頂けませんか?」


…現在夜の18:30  警察署まで90分かかります


私の家庭もあり、身動きの取れない時間です


この時は、仲介をしてくれた仲の良い営業さんが近くにいて、スペアを持っていたので、解決しました。持って行ってくれたんです。

スペアキー、渡しておいて良かった!!

営業さんを大切にしていて良かった!



そして半年ちょっと前、別の用事でこのマンションに行った時、Sさんの部屋を訪問しました。

認知症が強くなり、今は、ヘルパーさんも来てくれていて安心です。

少し会話をして帰りました。



3週間程前の事です

保証会社から、突然、何の前触れもなく1通のFAXが届きました。

  「Sさん  施設に緊急入所となった為、

     契約を強制解除しました。

    契約は、6月末日で終了となります」



…??どういう事?一方的に契約解除?


Sさん退居時、賃貸借契約における、

私からSさんに対する以下の債権が発生していました

 

 ■退居は2か月前までに申し出る。

  即、退居する場合は二か月分の賃料を支払う=二か月分の賃料


 ■契約の特記事項 「退居時、ハウスクリーニング代¥21000を支払う」

 ■原状回復費用 ¥25000



  合計13万円を超える債権です。


私は早速、保証会社へ連絡し、管轄の生活保護課へ足を運びました。



なぜ、こんな事が起こったのか、債権回収はできたのか?

それは、次回にお伝えしますね。