この星の忘れられないオーガニック菜食料理店『かえもん』のお話。 | コラムニスト&英語教員上野真帆の『喜びから人生を生きる方法』

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踊る英語教員&コラムニストの上野 真帆です。読んでくださっている方にとっても、ヒントや気づきを♡丁寧な暮らし・日常を楽しむ方法・より良く生きる知恵・環境問題・まちづくりなど

この星の忘れられないオーガニック菜食料理店『かえもん』のお話。

 

浅草で、ベジ料理の店を調べていたら、

ちょっと不思議なHPを発見!

 

オーガニック菜食料理のお店で、名前は『かえもん』。

 

(この写真は、かえもんHPから)

 

かえもんは「生命エネルギーを高めるためのフェアリーフード」を

​ご提供します。

 

私たちは、自然のままの美味しい野菜を使った料理を通して

大地と宇宙のエネルギーを皆さんへ届けることにより

 

一人でも多くの人に今よりもっともっと元氣になってもらいたい

と考えています。

 

そんな生命エネルギーが高まる料理をかえもんでは、

フェアリーフード(Fairy Food,妖精の料理)と名付けました。

 

​種や土、水、空気、光と私たち人間を繋ぐ働きをしてくれるのが

自然の精霊(妖精)であると考えているからです。

 

フェ・フェ・フェアリー???妖精の料理って、何やねん?!と、

気になったので、

早速、『かえもん』浅草本店に行ってきました。

 

あいにく、オーナーの上原 一徳さんは不在でしたので、

スタッフの方(今井 雅史さん)や、お店に集う人たちに、

お話を聞いてきました。

 

『かえもん』の提供する料理って、どんなの?

 

「植物性100%の安心安全なお料理」

・肉・魚・卵・乳製品を使わないヴィーガン料理

・無農薬&無肥料のお米と野菜が中心の手作り料理

・自家採種や固定種の種から育てられた美味しい自然栽培野菜を使用

・食べ放題!のビュッフェスタイル

・タマネギ、ニンニク、ニラ、らっきょう、あさつきなど

刺激の強い五葷(ごくん)を使わないオリエンタルヴィーガン料理

(心と体を整える日本古来の精進料理の考え方に則った完璧な菜食料理)

・ランチ(1,600円)、ディナー (スイーツ食べ放題つき、2,100円)、

弁当(1200円~)

 

 

 

20種類以上の料理が並んでいて、食べ応えがありました。

 

サラダや蒸し野菜のように、本来の野菜の味を楽しむお皿もありますが、

 

 

カレー味・麻婆風味・チリソースがけなど、多様な味を楽しめました。

 

ニンニクや玉ねぎを使っていなくても、味付けは、決して薄くない!

 

 

肉の代わりに大豆ミートや厚揚げも使っていて、

ボリュームもありました。

 

 

 

 

 

 

 

ご飯は、酵素玄米でモチモチ♡

 

食べている最中でも、どんどん新しい料理を作って、

出してくだっていました!

 

 

 

ディナーだと、スイーツつき♡

 

ベジレストランは、東京にはたくさんあると思いますが・・・

 

『かえもん』は、無農薬野菜ということにこだわっているだけでなく、

野菜の「種」にも、こだわっているそうです。

 

大地のめぐみを伝える 大切な種を守りたいのです!

 

今、スーパーや八百屋さんの店頭にならぶ野菜の種は

「F1種」(F1・交配種)に席巻されてしまっています。

 

F1種は、人工的にかけ合せて作られたものであり、

また、一代かぎりの種です。

 

ですので、F1種を使って、作物を作っても、

そこから、また種をとって、

次の作物を作るということは、できないのです。

 

種が、情報を持っているとすれば、

F1種で作った野菜を食べる人には、

その一代かぎりの情報が、その人の健康面にも

影響を与えるかもしれません。

 

1950年頃までは、ほとんどの農家が

自分の栽培した野菜から種を取る自家採種(固定種)を

当たり前に行ってきました。

 

固定種とは、その地域の気候・風土に適応した伝統野菜、

地方野菜(在来種)を固定したもの。

 

何世代にもわたり、絶えず選抜・淘汰されるので、

遺伝的に安定して、

生命力のある品種になります。

 

生育時期や形、大きさなどが不揃いなこともありますが、

地域の食材として根付いた個性的で豊かな風味があるので、

F1種の野菜よりも、

味が濃い場合も多いんです。

 

自家採取が可能なので、ずっとその種を使って、

作物を作ることができます!

 

​一方で、F1種の多くは種苗会社が海外で生産したものであり、

農家はずっと、種を買い続けなければならず、

種の会社が、儲ける仕組みになってきてしまっています。

 

種からこだわった安心・安全な完全菜食料理

​それが『かえもん』が提供するフェアリーフードです。

 

種からこだわった野菜を作ってくれている契約農家さんから、

直接、食材を買うようにしています。」

 

コメや麦や大豆の安定供給を縁の下で支えてきた「種子法」が、

2018年4月1日に廃止されるそうです。

詳しくは、以下の種子の専門家の記事を見てね♡

わかりやすいよ。

タネは誰のもの?「種子法」廃止で、日本の食はどう変わるのか?

 

 

本だと、こちら。

タネが危ない タネが危ない
 
Amazon

 

 

『かえもん』のもう一つの特徴は、

スタッフや集う人たちのコミュニティになっているところです。

 

それぞれが得意なことを活かし、

イベントを開催できる場でもあります。

(着席で44席、立食だと最大100名までの広いスペース)

 

貨幣経済にとらわれずに、

コミュニティ通貨(仮想通貨)も、採用?!

 

 

「フェアリーシステム」というものを採用しており、

皿洗いや料理やホール運営など、お手伝いすると、

MONというコミュニティ通貨が支払われるそう。

 

90分間のお手伝いで、100MONがもらえ、

ランチブッフェ(1600円)や、無農薬玄米(2kg)や、お弁当や、

『かえもん』指定のセミナーへの受講費に交換できるそう。

 

フェアリーさんの登録は、すでに460名を超えているそうです!

(募集は継続中!)

 

本当は、野菜をもっと摂りたいけど、

いつも肉や魚をメインディッシュにしているので、

「野菜を中心とした料理の仕方がわからない」という人も

世の中にいっぱいいると思います。

 

『かえもん』でお手伝いすると、野菜料理のレシピも、

勉強できるかも?!

 

私自身も、家ではベジ料理しか食べないのですが、

まだまだレシピを学んでみたいです!

 

この日は、小樽から来た、フェアリーさんが来ていて、店内で、

マッサージをされていました。

 

「あなたも、フェアリーさんですか?」と話しかけられました。

 

また、ベジ料理を求めて、外国人もたくさんお店を訪れるようです。

この日は、イギリス人も多かったです。

 

初対面であっても、スタッフともフェアリーさんとも、お客さんとも

英語や日本語で、まさに楽しく話せるコミュニティというかんじでしょうか。

 

飽きないので、ずっと話していたい衝動にもかられました♡

 

自分や家族が健康でいられるようにと、安全・安心な食べ物を

選んで買う人は、

増えてきているとは思いますが・・・

 

それだけでなく、種のことや、社会全体にとっては、どうか?

などの広い視点を持って、

どう行動すればいいのか?を考える、

ヒントにもなるレストランだとも思いました。

 

地下鉄銀座線「浅草駅」から、徒歩2分。

東武スカイツリーラインの「浅草駅」からだと、もっと近い。

 

ランチやディナーを食べる場所としても、とても素敵ですが、

 

東武鉄道(会津鉄道)を使って、埼玉や栃木や会津方面に帰る人も、

駅弁としても、夜ご飯のお惣菜としても、テイクアウトにもいいかも。

 

お弁当は、ビュッフェから、自分で好きなように詰めて、

お持ち帰りもできま~す♡

食べると、生命力がみなぎってきて、パワーもりもりになります♡

 

私も、妖精に戻って、会津鉄道の車窓から、

しんしんと降る雪景色や山や川の絶景を見ながら、

かえもんの「駅弁」で、充電満タン!

 

 

人はみな、本来、妖精である。

 

この星の忘れられないオーガニック菜食料理店『かえもん』のお話。

 

This is a real-life fairy-tale restaurant  in Asakusa♡