世界はタックスアービトラージ競争に突入した! | 『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

公務員でありながらタックスヘイブン香港に投資する、世志(よっしー)が、単にお金を稼ぎたいとか、欲のためではなく、「愛する家族の幸せのために」投資する仲間と共に、海外投資を学び、2018年にハワイ発の豪華客船クルーズに乗船することを目指す

「現在30%台の法人税率を
数年かけて20%代まで引き下げる公約」


これはアベノミクスの第3の矢である
成長戦略の目玉の1つだ。

現に国は
15年の税制改正大綱に
実効税率を2.51%引き下げることを盛り込り、

16年とあわせて合計3.29%下げ、
31.33%まで法人税率を引き下げる予定だ。




しかし
その一方で
消費税など引き上げになるものもある。

「なぜ法人だけ優遇するのだ!!」

と言う声も最もなのだが
世界はタックスアービトラージ競争に突入している。

この法人優遇の流れは
変えられそうにないだろう。



◎タックスヘイブンは国策として税金を安くする!

香港やシンガポール、
そしてカリブ海の島々などは
観光以外主な産業がないので

税金を優遇して安くし
企業や人材を惹き付ける以外
国が生き残る手段がない。

それゆえ
これらの国はタックスヘイブンとして
生き残る道を選んだ。

つまり

「国家事業として
税金を安くすることを行っている」


ということができる。




それに惹かれて
世志(よっしー)やあなた、
そして多くの企業が資産や本社を移すのは
当然のことだろう。

だって
我々は利益を最大化したいし、
誰だって税金など経費は低い方が良いから。

今の時代は
数十万円強払えば
誰でも日本に居ながらにして
タックスヘイブンに法人が設立できる時代だ!


ちょっとネットで検索するだけでも
業者は山ほど出てくる。

だからなおさら
日本を始め先進国は法人税を下げなければ
自国からの企業の流出が止まらないだろう。



◎税も裁定取引の時代!

さながらこれは
税金が高い国から低い国への「税の裁定取引」

つまり
タックスアービトラージだと
世志(よっしー)は考える。

「国も選ばれる時代」になったのだ!



それゆえ
当然のことながら
競争する必要が出てくる。

だから
本当なら財政再建のために
税金を引き上げたい日本も
法人税は引き下げざるを得ない。。。

こうなってくるのだ!



米ファーストフードのバーガーキングは
カナダのドーナツ会社買収後
本社をアメリカより法人税率の低いカナダに移す。

タックスアービトラージ競争は
ますます激しくなるだろう。


タックスヘイブンの国は
国家事業として実施しているので
この競争はチキンレースになる可能性が大きい。。。