全員今すぐ辞めろ!!お前らは県庁のクズだ! | 『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

公務員でありながらタックスヘイブン香港に投資する、世志(よっしー)が、単にお金を稼ぎたいとか、欲のためではなく、「愛する家族の幸せのために」投資する仲間と共に、海外投資を学び、2018年にハワイ発の豪華客船クルーズに乗船することを目指す

前回の続き



予算は基本的には
前年度の事業を元にして
必要に応じて内容を変更することが多い。

そして
効果の乏しい事業は
翌年度は実施しない。

そうすることで
シーリング枠まで予算を減らす。


しかし・・・
問題なのは

「どの課でも、
効果の乏しい事業が山ほどある」

ということだ。


それゆえ、
少しでも「志ある担当者」
予算の見直しを行うと、

「これは時代に合わない政策なので、やる意味なし」
「これはやっても効果が乏しいので、不要」
「これは議会対策のためにやった無駄な予算」
…etc

などと、
あれよあれよとばかりに
100万円単位不必要な予算が見つかり
削減の余地がかなり出てくる。

ま、
ここまではほぼ正しい作業と言える。


しかし、
問題はこれから!!

数百万単位で
不要な予算が出てくると、
シーリング枠を「十分上回る削減額」になる。


それからが、本当の問題!

ほとんどの職員は
「縦割り」でしか物事を考えられないので、

自分の会社の収支などは
全く気にしない。

気になるのは
「自分達の予算がいくらか」
だけだ!!


それゆえ、
例えば、
総額で100万減らせばいいのに、

不必要な予算が
200万出てきた場合、


「200万円減らせばいいのに、
使うアテがないにもかかわらず、
減らすのは100万円とする!!」



「不必要な200万円分を全て減らし
会社のコスト削減に寄与する」

などという考えは、
そこには微塵も付け入る隙はない。



その手口はこうだ!

よくやるのが、
印刷する冊子の単価
このように変える手法。

変更前1,000円×1,000冊=1,000千円
変更後2,000円×1,000冊=2,000千円                 
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そして、
業者に電話する。

「来年度発注するかもしれないので、
200万の見積もり作ってくれる?」

業者の側も
今後仕事をもらえるかもしれないので、

「わかりました。すぐに作ります!」
とすぐに作ってくれる。


そうすることで、
印刷代が200万かかる証拠
見事にできてしまい、

正々堂々と、
「見積もりのとおり
印刷代が200万必要です!」

と財政課に要求できてしまうのだ。


しかし、
実際に使うのは100万だけで
余った予算は文房具を買うなど自由に使うが、
使い切ることは、まずない。


最近は
資金繰りが厳しいので、
一時借入金(短期借入金)まで必要なのに、
こういった無駄な所に
会社の資金が使われているというのは
本当に馬鹿なことだと思う。


「お前はこんなことやってて
恥ずかしくないのか?」



世志(よっしー)は
こうやって書いてるだけでも

そんな同僚の顔が目の前に浮かんできて
怒りが込み上げてくるので、
「バカヤロー」って怒鳴ってやりたい!




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