出典:投資教典『秘宝・チャーリー言行録』 「ousui」第2章
【おすすめ本】
瀧本哲史 著
「僕は君たちに武器を配りたい」
講談社
【王の書評】
師(投資王チャーリー・鷹)曰く、
この本も以前読んだ
『10年後に食える仕事、食えない仕事』
渡邊正裕、東洋経済新報社
に共通するものがありました。
分かり易いし、
多くの人に読んでほしい本だと思います。
学べる点がたくさんありました!!
【解説】
世志(よっしー):
「この本は大学生など、若い人が読むべきですね!」
慈鋭(じぇい):
「『10年後に食える仕事、食えない仕事』と
一緒に読むと、なおさら理解が深まっていいよ。」
「実際、
投資王チャーリー・鷹の読書法も
同じジャンルの複数の本を一気に読むことで、
1つの分野について様々な意見を聞いて
自分の中に取り入れているんだ。」
世志(よっしー):
「そうか!
そうすることで、理解も更に深まりますね。」
孝明(komei):
「この本は
僕が以前から唱えていた考え方が
書かれていたので、
びっくりしたなあ~!」
世志(よっしー):
「え??
どういった考えですか?」
孝明(komei):
「『サラリーマンの人は
自分の“労働力というモノ”に投資してる』
って考え方だね!」
「ビジネスは
『ヒト・モノ・カネ』っていうよね。」
「毎日サラリーマンとして働いていると
あまり実感がないかもしれないけど、
サラリーマンって
日々の実践で鍛え上げられたり、
会社の費用で研修に行ったりして、
自分の“時間や労働力”を提供することで、
自分自身(会社からみるとヒト)に
投資(能力UP)してるんだ!」
「このことは247ページに
『“投資”とは、お金を投資することだと
一般的に思われているが、
本質的な“投資”とは、
自分の労働力や時間、人間関係を
投資することでもある』
と書かれている。」
世志(よっしー):
「そっか、、、
サラリーマンって本質的には
労働者は労働力や時間を、
社長はお金を、
“人的資本に投資している”
ってことになるんですね。」
慈鋭(じぇい):
「そう考えると、
勤める会社って重要だよね!」
「『この会社は将来伸びるハズ』と思ったら
その会社の社員になるのが一番いい。」
「仮にそれが無理でも、
その会社に自分の持っている人脈やスキルなど
“人的資本”を投資すればいい。」
「逆に
『単に就職試験に受かったから』とか
『会社の雰囲気がよさそうだから』というのは
投資に全くなってない!」
孝明(komei):
「多くの人は
“投資できるのはお金だけ”って理解だけど、
人脈にも投資できるんだ。」
「例えば、
『このお客さんは将来伸びるから
今のうちに重点的に訪問してパイプを作ろう』
というのも立派な投資だ!」
「しかも
こういった人的資本への投資効率は
時給換算し直せば、
のちのち莫大な利回りとなって戻ってくる
ことが多い効率的な投資と言える!」
慈鋭(じぇい):
「あと、
現役サラリーマンが使えそうなのが、
自分の業務や会社がいずれ潰れる運命だとしても
とりあえず続けるふりをして、、、
『自社の弱点を冷静に分析することを
オススメしたい。
自分が働いている業界について、
どんな構造でビジネスが動いており、
金とモノの流れがどうなっていて、
キーパーソンが誰で、
何が効率化を妨げているのか、
徹底的に研究するのである。』
~172ページより~
こうして
自分の働く業界への知識を深めることで、
自分に投資して専門性を深めていき、
裏も表も知り尽くすことで、
新しいアイデアを思いついたりして、
業界のイノベーションを起こすことだって
可能だ。
実際そうやって独立起業している人も
山ほどいるよ!」
世志(よっしー):
「そうですね~。
それはあるかも!
この本はこのように
アイデアをいっぱいくれる本だから
王がお勧めだという理由も十分わかりますね。」