出典:投資教典『秘宝・チャーリー言行録』 「naze8u」第2章
~前回からの続き~
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【解説】
世志(よっしー):
「資金が続かなくなり、
建築がストップしている案件でも、
まだ0.1ミリオン(1千万円)乗せて
儲けようとしているのか。」
慈鋭(じぇい):
「それは面白い点だよね。」
「ジパングの感覚じゃ、
そこは普通、損切りするでしょ
って思うんだけど。」
孝明(komei):
「“新築物件には融資が下りない”
というところがキーワードだよね。」
「だから、
今まではデベロッパーが
自己資金で物件を建築するしかなかった。」
「そして完成した物件が売れれば、
投入した自己資金とともに、
かなりのキャピタルゲインが得られた。。。」
「しかし・・・
もし建築した新規物件が
売れなくなったら??」
「この仕組みだと、
デベロッパーの会社の体力勝負になるよね。」
「つまり、
デベロッパーの資金が
不動産市場が回復するまで
持ちこたえられるのか?
ここにかかってくる。」
「王の言うとおり、
立地の良いコルフ島の物件でも
崩壊はあるのか。」
「この点については
ヨーロッパの富裕層の動向とともに
ゆっくりと観察して行きたい点だね。」
世志(よっしー):
「はい!」
慈鋭(じぇい):
「根本的な問題として、
やはりヨーロッパの銀行には
『融資をする余力がない』
というのがあるよね。」
「状況はこうだ!」
「銀行は各国の国債を
大量に抱えてしまっているので、
それが不良債権の山になっている。」
「加えて
既存の貸し出し先が
不況のため倒産したことにより、
不良債権が無数に発生。」
「しかも
融資の担保として取っている不動産も
価値が大幅に下落している。」
「そのために、
自分の財務は悪化してしまい、
自己資本比率を守る為に、
新規に貸出をできない。。。」
世志(よっしー):
「ジパングのバブル崩壊後を
思い出させるような内容ですね!」
慈鋭(じぇい):
「そう。
ジパングのバブル崩壊後の動向を
知っている我々は
今後のヨーロッパの行方を予測
することが出来る!」
「ここが王のよく言われる
歴史から学ぶべきポイントだ!」