隣り合わせたチャイナの年寄り
さて、海口への直行便。C席の私は通路側。A,Bは爺さん婆さんです。乗り込んだとき殻いきなりC席に座っていて着込んだものを脱いでいて、いつまで経っても席を譲ってくれないので後ろは大渋滞。やむなく私があいているところに入って待ちます。やっとすわれた、と思ったら、後から来た人たち(これも老夫婦)がそこは私たちの席だ、との話になりました。爺さん婆さん、席間違ってます。お互い一列違いだったし、窓から下も同じく見えるので、交換する事で手打ち。でもいいざまが、おんなじおんなじ、一列前だからいいでしょ、ですと。ふーん。待つことしばし、係わり合いになるとうざいからといつものアイマスクと耳栓、首枕で防備して寝ます。ほぼ定刻に離陸し、飲み物が出て、しばらくすると婆さんに起こされました。案の定、トイレです。4時間のフライトだし、しょっちゅう起こされるんだろうなあ。婆さんが帰ってこないうちに朝食サービスが回ってきました。あまり腹も減ってなかったけど、とりあえず中式か洋式か聞かれたので、洋式とこたえます。すると爺さんが、わしらも2つ、全部で3つ洋式、といったあとが驚き。おいあんた、これからわしもトイレに行くからどけ。メシは俺のところで預かるから、わしら二人が帰ってきてから喰え。露骨にいやな顔をしたところ、乗務員も同乗して、ほかにもお席ありますから、とオファー。乗務員も相当いやそうです。それにワゴンが動く前にどけどけとうるさい。もう我慢も限界。2列前の窓側があいているのが目に入ったので、そこに避難することにしました。幸い避難経路があったのでよかったですが、これで満席だったら、と考えるとぞっとします。でもその席には荷物とコートが載ってます。C席の人に聞くと自分のではないと。ちょっといらついている私は、さっさと足元に荷物を移してとっとと寝ました。(あとでわかったのですが、後ろの席の年寄りの荷物でした)やっぱり、チャイナの年寄り、なるべく近づかないに越したことはないな、と思ったのでした。