あるヨーガ教室で主催している断食講座に参加している。最近断食がひそかなブームで、医者に痩せろといわれた糖尿病患者とか、癌で見放された人、痩せたい人などが断食をやって効果を得ている。
断食をすると体の細胞が命の危機を感じて、生命を維持しようと最大限の力を発揮する。そのために体からは毒素が排泄され、免疫力が上がる。きっと眠っている遺伝子の力が目覚めるのだ。
最近アーユルヴェーダの講義を始めたので、自分の弛んだ身体をどうにかしないと、と思っていたところだった。だって、折角のいいインドの知恵が私の印象で説得性に欠けたらいやだし。
この春という季節は冬に身体の中に溜まって固まっている水の性質の毒が、温かくなるごとにバターのように溶けて粘液やアレルギーなどに関する症状を生む時期なのだ。花粉症や、喘息、鬱。精神にも影響する。寒い環境に慣れた体内の環境が、季節とともに変化し始めるが、不摂生をしていると、うまく環境に適応できずに、ホルモンや自律神経のアンバランスを起こしてしまう。無性に眠くなったり、やる気がおきなかったり、不登校や自殺も増える。
そんな人たちにとっても、この季節に浄化するのは意味がある。大抵の人にこの時期の断食はお勧めだ。ここで浄化すれば、次の冬までだいぶ楽に、体調よく過ごせるようになる。ただし、断食は間違うと身体に大きなダメージを与える。効果が大きいものほど危険も大きいのだ。薬が毒になるのと同じように。だから誰か指導者や経験者についてやらなければいけない。ということでおかゆ減食前後各二日と完全断食二日、その後の復食一週間を含めた二週間の断食コースに参加することにした。
大抵断食は「断食道場」などと銘打ち、一週間ほどの滞在型のところが多いが、金額が高い。それに仕事を休んで出かけなくてはならない。それにたいして私が参加したのは都内の教室に通いながらやる方式で、一週間のうち、最低3日ヨーガのレッスンに出ることができればコースを始めることができる。
ヨーガのほかに、減食の補助食のためにいろいろなキットも用意されているので至れり尽くせり。
では、どんな方法で・・・というのは次回。
はじめてチャネリングというものをしてもらった。
もともと、胡散臭い世界だと思っていたので、あまり期待はしてなかったのだけど。
思わぬ経験にびっくりした。
チャネラーと呼ばれる彼女はある天使とチャンネルを合わせる。
天使、というのは、羽のついたマンガチックな存在ではなく、宇宙やこの世界の記憶を代弁してくれる存在である、というのが私の認識。
彼に聞けば、すべてのことに答えてくれる。
なぜ、わざわざそんなところに行ったかというと、もう切ってしまいたい関係がなかなか断ち切れない。心の中ではもう別れようと決心しているのに、顔を見ると別れるところか、一生一緒にいたいと思ってしまうその理由を知りたい。つまりその腐れ縁の意味が分ったら今度こそ納得して別れられるような気がしたからだ。
彼(天使)は前世のことにも答えてくれる。
やはり、私は腐れ縁の彼と関係があった。
私はグルジアに生まれてトルコのハーレムに行くことになる。
そこにはたくさんのいろんな人種のいろんな言葉を話す女たちがいる。
その中でポツンとひとり送り込まれて、途方にくれる私。
そこで宰相のような仕事をしていた彼と出会い、野望を持った彼のために働く・・・。彼は権力が最優先で私のことは嫌いではないが心から愛しているという風でもない。しかし私は彼への愛のために命がけで尽くすのだ。
なんともロマンのある物語ではないか。
ただ人事のように聞いている限りでは絵空事なんだけど、実際にこの関係性は現実のものと同じなのだ。私は彼との関係を詳しくチャネラーに話したわけではない。なのに彼女の口から流れ出る言葉は思い当たることだらけで、胡散臭いなんて思ってゴメンなさいという感じだ。
前世に思い当たる記憶は私の中にはまるでない。
チャネラーの口から出てくる物語は本当かもしれないし、違うかもしれない。
でも、それはどうでもいいのだ。
それよりも、私はその物語の意味するところの大きさに驚いた。
前世の物語を聞いているうちに、死への恐怖がなくなったのだ。
前の生での物語りがまた現世で繰り返される。そしてここで解消しなかったものはまた繰り返し次の生に現れてくることになる。
宇宙は続き、時間は流れ、その中で何度も何度も人間の肉体に生まれ変わる。
そしてそのたびにまた繰り返し、しかも新しい物語が生まれることになる。
このチャネリングの時間の後、私はいろいろなことが腑に落ちた。
他にも親や元のボーイフレンドの関係についても答えてくれたが、みんな納得するような答えだった。彼らの名前しか言っていないのに・・・。
ともかく不思議で楽しい時間でした。
人間関係でニッチもサッチも行かなくなったら、チャネリングっていう手もありますよ。
セミナーでアーユルヴェーダの理論を説明した。
人間の身体も、宇宙の一部。宇宙にある元素で出来ていて、宇宙の法則で生きている。大宇宙に対して人間は小宇宙と呼ばれる。
と説明しながら、今まで何となくイメージしていたけど、確実には自分も理解していないなと感じた。
生まれて、生きて、死んでいく。
創造と維持と破壊。
その中で三種類のエネルギーが働くのは人間の体内も自然も同じ。動き・変化・結合と維持。
突き詰めると細胞の一つ一つが生まれて死んでいくのは人の人生と同じ。
細胞の核の中の原子核と電子の関係と動きは、太陽と惑星の動きと同じ。
小宇宙と大宇宙。
この世に存在する全てのものが同じ法則で、空間に生まれ、動き、代謝を繰り返し、変化し、消えていく。
宗教と科学は初めから同じものなのだ。
セミナーの帰り道、本屋で化学と地学の参考書を買った。
この文系の私が。
文学と科学。初めから同じものなのだということに気がついた。
五千年前の先祖と私。
あなたと私。
同じ力に動かされて一緒に生きている。

最近よくマスメディアに出てくるほりえもん。
私は結構好きなタイプである。
アーユルヴェーダ的な見方をすると、彼はピッタ・カパ、火と水のエネルギーが強い。食べるのが好きで消化が早くすぐお腹がすいてしまう。代謝も良いが、知的で、外からの情報を素速く処理し自分の知識に転換する。熱く情熱的なタイプだ。怒りやすいが、理性でそれをコントロールすることができる。これが火の性質。結構がっちりしている体格は食べたものが身になる、安定している証拠。いつも落ち着いて物事を判断できる、デスクワークを何時間も座って続けることができる、知識を忘れず維持できるのが水の要素。
このタイプは社長、医者、政治家なんかに多い。元来健康、丈夫なんだが頑固で怒りっぽいので、胃や肝臓を痛めたりしやすいかも。
堀江さん、いかがでしょう?
とあるところで、シリーズのアーユルヴェーダのセミナーをやることになった。
エステサロンのオーナーにリクエストされたのだ。
一度広島のクリニックでお話をしたことがあるので、そんな感じでアーユルヴェーダを語ろうと思った。今回は8回コースなので、インド哲学をちょっとかじった程度のエネルギー理論からいこうかな、と考えていた矢先。
「みんなアーユルヴェーダを習いにくるのではないですから。面倒なことは教えないで下さい」
とオーナーから言われてしまった。
「?」
アーユルヴェーダのセミナーをやって、というはなしだったのに、何をしろというのか。
「みんな自分にしか興味がないんです。アーユルヴェーダではなく、自分を知りたくてくるんです」
「みんな自分で何かやろうと言う人はいないのです。健康にはなりたいけど、面倒なことはしたくない。学ぶ気もない。だからインスタントに、わかりやすく、すぐ実践できる健康法を教えて下さい」
エステサロンに通ってお金を落としていく人はだいたいが依存型である。はなから自分で何か努力しようとすることは考えない。それでも今のままのライフスタイルではいくらお金をかけても、体調が改善されない。だから何か自分でやろうとするきっかけを作って欲しい、ということなのだ。
は~。なんだか難しいリクエストだ。
依存している人を主体的にさせるって?
なんだか分からないけど、とりあえずやってみます。
まあ人って簡単に変わるわけがないけどね。
でも世間の人ってみんなそうなのかもなあ。面倒なことをしてまで健康になろうという意気込みなんてないよなあ。簡単なことって本当はとても危険なことなんだけど。
本来は禅や瞑想で得るはずのものをインスタントに得ようとして広まったのがLSDであったりする。「インスタントZEN」だって・・・。何日も、何年もかけて彼岸の境地を掴む瞑想や禅を続けるよりも、ただペロリと口に入れるだけの方が簡単だもんねえ。これはとてもエゴイスティックな行為だ。そして自分ではコントロール出来ない強さや中毒性、依存性を持つ。インドの瞑想は世界に対して有益になることと繋がっている。
昨日は部屋にあったダンボールを2個処分した。
少しだけ部屋が広くなった。
入り口から運が入ってくればいいけど・・・。
自分の胸騒ぎが収まらなくて、敏感体質のいろんな人にそんな不安はないかと聞いてみた。
一緒にヨーガや呼吸法をやっている人たちはみんな同時期にインフルエンザでダウン。でもこれって、胸騒ぎとは関係ないかも。
一人、大津波のリアルな夢を見て怖い、と語った友人もいた。
曹洞宗のお寺でやっているヨーガのレッスンに行くと、そこの住職は名古屋の霊能者から「大津波が来るから備えよ」と言われたと話す。やはり、津波がくるのか!?
ヨーガの先生に訊ねると、特にそれには触れず、「まあネガティブに考えるとネガティブなことが起こってしまうということもあるよ。波動が同じような波動を呼ぶんだろうね。あまり気にしないでポジティブに考えた方が、うまくいくんじゃないかな。」
なるほど。さすが、インドのヨーガ大学を出ていらっしゃるだけのことはある落ち着き。私もそこを目指そう。
何だか最近変なんです。
去年の12月にインドで呼吸法や瞑想をして帰ってきて依頼、ずっと平静だった心が最近。イライラしたり、不安な胸騒ぎがしたり・・・。
なんだろう。
テレビでは意味不明な事件、殺人、暴走、集団自殺・・・。もしかして何か自然の影響を受けているんじゃないだろうか。何かの前触れのような気がする。
インドのグルジーからもこの4日間は静かにして、呼吸法やヨーガをせずに外出しないようにというお達しがあったっていうし。今日はマッサージのセミナーの先生が(魔女みたいなヒーラーですが)、最近はみんなの気が上がっているから、刺されないように気をつけな、そのうち地震かなんかくるよ、と言われるし・・・。
どなたか何か予知夢などみたら教えてください。
友人は大津波の夢を見ました。
ああ、不安・・・。
先日、馬場のゲストハウスに泊まった。
オーナーのSは10年前にインドで知り合って以来の友人だ。
調子はどう?と聞くと「まいったよ」と言う。
まあ彼はもぐりというか、無認可で、人助けと自分の楽しみのためにマンションの3部屋を借り二段ベッドをいくつか置いてゲストハウスを始めた。一泊1500円足らずの破格な料金。ネットを見て外人、日本人にかかわらずバックパッカーのつわものどもが集まってくる。東京で仕事がしたいけど、部屋を借りる資金がない、とか親とけんかして出てきてしばらくいる、とかまあいろいろな人が一晩とか、半年とか宿っている場所だ。
そこが最近保健所の立ち入り検査の対象となる。
保健所の人が言うには「ある人から連絡を受けまして・・・」
まあ、タレコミである。
誰が、何のために?
確かにそれほどきれいとはいえないが、その安さと立地条件は魅力だし、たくさんの人がその恩恵に預かっている。いったい何が気に食わなくって・・・?
Sはなかばボランティアの意味でそこを運営しているので、利益はほとんどないのも大体見てわかるだろうに。
が、そのタレコミのおかげで、現在、ゲストハウスはクローズかも、という危機に陥っている。
わざわざ保健所まで行ってタレコミをする人の気が知れない。何かいやな思いでもしたんだろうか。
何のためにするんだろう。
そういう人は、社会的にまじめでシステムに従順に生活し、社会保険も収め、意味のある仕事をしている、人生充実した人なんだろうか。絶対その辺のパッカーだと思うんだけど・・・。
まあいつかは手入れが入るとしたって、それはオーナーの責任なのだが、彼の仕事やその部屋の存在の価値をすべて無にしてしまう意味はどこにあるんだろう。
なんだかいやになってきた。
もうこのへんでやめておこう。
しばらく東京で過ごしている。
妹のマンションに寝泊りしているが、妹夫婦と三歳の息子、生まれたばかりの女の子と4人家族なので、私が入ったらかなりの手狭である。
ここに居候しながら、ヨーガのレッスンに通ったり、弟の病院に通ったりしている。今ごろ田舎では、父が一人で黙々と家の除雪をしていることだろう。
私が定職を持たない時に限って、家族が助けを必要とするようなことが起こる。妹の出産。弟の入院。私は黙って彼らのために食事を作ったり、マッサージをしたりする。
インドでは日本のように家族全員が働くことは前提ではない。家族の中で誰かが働いて、それでみんな食べて行ければオッケー、みたいなところがある。食べていけるならお金の為に自分を犠牲にすることはないのだ。家の中にも仕事はたくさんある。
まあ、いわば私はインド人家族の中の、収入なしで家にいて、なんとなく家の仕事を手伝ったりしている人、のような存在だ。役に立っているんだし、それでいいじゃん。
でも役に立てないこともたくさんある。
妹の旦那のアトピーと息子のアトピー。
完全に食生活に原因があるのに今までの嗜好や習慣を変えることができない。
毎日体中に薬を塗り、ジャンクフードや肉やジュースを取りつづける。息子も痒くて夜もかきむしりながら眠るのに、辛いのに慣れている親はそれを特に異常とは思わない。
妹も私も彼を変えることができない。三歳の息子が父のようになるのをただ黙って見ているしかない。
彼らを救うここでの私の役割はないのだろうか。
私の友人は、文字にするとインド系、ニューエイジ系、ヒーリング系が多い。なんだ、系って?って感じだけど。
昨日はアーユルヴェーダの師匠とユタの友達と妹分みたいな高級エステティシャンと飲みに行った。
自分の居場所がはっきりわからない、という話題。
私も東京の友人と仕事、田舎の家族と自然の間でぶらぶら揺れている。
ユタが言い始めた。
「私、最近部屋のゴミ出ししてるの。」
彼女は風水もアドヴァイスする占い師だが、自分の住む環境に突然嫌気がさし、すごい勢いで部屋中のものを処分しはじめた。
「部屋に空間ができて風が通ると、運も入って来るんよ。」
なるほど。
「私、一度断食しようと思っているんだけど、それも部屋掃除に近いよね」
と聞くと、
「そうそう」
「運を感じる感覚が、宿便とかで鈍くなってるんよ。腸がきれいになれば、運にも敏感になるよ。余分なものがない、シンプルに生きることがとても大切」
おお、そうか。やはり、人間は腹の感覚で生きているのだ!
「部屋も体もきれいになったら、きっと自分の進路を悩むことがなくなるよ」
ふむふむ。
目下の課題。
部屋の掃除と、腸の掃除。
まずは、目の前の手の届くところから始めます。