とあるところで、シリーズのアーユルヴェーダのセミナーをやることになった。
エステサロンのオーナーにリクエストされたのだ。
一度広島のクリニックでお話をしたことがあるので、そんな感じでアーユルヴェーダを語ろうと思った。今回は8回コースなので、インド哲学をちょっとかじった程度のエネルギー理論からいこうかな、と考えていた矢先。
「みんなアーユルヴェーダを習いにくるのではないですから。面倒なことは教えないで下さい」
とオーナーから言われてしまった。
「?」
アーユルヴェーダのセミナーをやって、というはなしだったのに、何をしろというのか。
「みんな自分にしか興味がないんです。アーユルヴェーダではなく、自分を知りたくてくるんです」
「みんな自分で何かやろうと言う人はいないのです。健康にはなりたいけど、面倒なことはしたくない。学ぶ気もない。だからインスタントに、わかりやすく、すぐ実践できる健康法を教えて下さい」
エステサロンに通ってお金を落としていく人はだいたいが依存型である。はなから自分で何か努力しようとすることは考えない。それでも今のままのライフスタイルではいくらお金をかけても、体調が改善されない。だから何か自分でやろうとするきっかけを作って欲しい、ということなのだ。
は~。なんだか難しいリクエストだ。
依存している人を主体的にさせるって?
なんだか分からないけど、とりあえずやってみます。
まあ人って簡単に変わるわけがないけどね。
でも世間の人ってみんなそうなのかもなあ。面倒なことをしてまで健康になろうという意気込みなんてないよなあ。簡単なことって本当はとても危険なことなんだけど。
本来は禅や瞑想で得るはずのものをインスタントに得ようとして広まったのがLSDであったりする。「インスタントZEN」だって・・・。何日も、何年もかけて彼岸の境地を掴む瞑想や禅を続けるよりも、ただペロリと口に入れるだけの方が簡単だもんねえ。これはとてもエゴイスティックな行為だ。そして自分ではコントロール出来ない強さや中毒性、依存性を持つ。インドの瞑想は世界に対して有益になることと繋がっている。
昨日は部屋にあったダンボールを2個処分した。
少しだけ部屋が広くなった。
入り口から運が入ってくればいいけど・・・。