知られざる、あのレストランの裏側 | ChiBurbs Sweet Cottage -- シカゴ郊外 --

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アメリカ、シカゴ郊外
早くも渡米10年以上過ぎました。
一人娘も就職してチワワ君と旦那の3人暮らし。
地元衛生局からの許可を得てアイシングクッキーの販売をしています。

昨日IKEAでパン用のまな板を買ってきました。

他のまな板も竹素材の物を使用しているので、この新しいまな板に油を塗るついでに、他の物もお手入れしていました。

まな板をお手入れしている時に思い出したのが、数年前に行っていたアメリカの大学での事。


Culinary系のクラスを取っている中で、Restaurant layout というクラスがあったんですが、簡単に言うと、レストランのコンセプトを全部作る(デザインからメニュー、収益まで考える)クラス。

↓この時私がデザインした小さなレストランがあります。



このクラスを取っている時に、プロフェッサーと一緒にクラスみんなで周辺のレストランを見学に行った事がありました。

その時に行ったのが、あの有名チェーン店

The C○eese○ake F○ctory。

私もここは何回か行った事はあったし、もちろんキッチンなんかを見せてもらえるの初めて。どんな所で作っているのか楽しみにして行きました。


見学しての感想。


ここは最低な会社だという事がすぐにわかりました。ものすごい狭いキッチンで働いているスタッフ、彼らがギリギリですれ違えるくらいの狭さ。

まな板はぼろっぼろで、何年も変えてもらえてないと言っていました。(このまな板つながりで思い出したんですけどね。)

キッチンが狭すぎて、熱がこもるので、忙しい時は氷水で冷やしたタオルを撒きながら働いているらしいです。劣悪な環境でしたね。


でも、あの会社、General マネージャーに上がると会社からBMWを貰えるんです。


は?て思いましたね。


まずは、客席 対 キッチンの比率がだいたい決まってるんですが、キッチンが狭すぎ。ご存知の通りレストランホールはあのお店独特な素敵なデコレーションがしてあり結構広々で客席も相当な数。そして、いつもものすごい混んでます。レストランに来るお客さんの対応だけでもキッチンは大変なのに、近年ではそれプラス、Uber Eats などのモバイルオーダーも対応。

もうキッチンはどうしようもなく忙しいと言っていました。更にあのレストランはメニューがやたらに多い事でも有名。

本社からのもっと売れ、もっと売れのプッシュがすごくて、とにかく対応するしかないらしい。でもまな板さえ何年も変えてくれないのに、GMはご褒美にBMW。おかしな会社ですよ。


コロナの前に見学に行ったんで、今はどんな状況なのかは知りませんが、キッチンスタッフの給料は以前より上がっだとは思いますが、まあ、環境は同じでしょう。あの日見学してから、ここに食べに行くの絶対辞めよ〜と思いましたね指差し


プロフェッサーもさすがに、

「このレストランじゃ、なんの良い例にならなかったなぁ。」と言って、後日他のレストランも見学に行ったくらいです。

後日見学に行ったレストランは素晴らしいキッチンと環境でした。

それは↓ここ



こんな事を今朝思い出しながらまな板のお手入れをしてました口笛





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