名誉殺人とは、主にイスラム圏やインドなどで行われ、主に「親が娘を殺す」事をいう。
何故自分の子を殺す事が出来るのか理解に苦しむが、これはイギリスなどヨーロッパでは、毎週のようにニュースになっているのである。
イギリスにはパキスタンやソマリアその他沢山のイスラム圏からの移民が住んでいるが、その移民たちが名誉殺人を移民先(ヨーロッパ諸国やアメリカ)でも行いよくニュースの話題になる。
主な理由は、娘が婚前交渉をしたため。殆どのケースは、娘が親が決めた許婚を無視して自分が愛する相手と駆け落ち結婚したために、親と親戚が後を追いかけ娘を殺してしまうという事が多い。この時自分の娘は絶対に殺すが、娘の相手は殺すこともあるし殺さないこともある。
日本の言葉で言うと、親の顔に泥を塗った、という理由に例えられると思う。しかしそれは自分の娘を殺す理由になるというのか。仏教圏その他の国々であればせいぜい勘当する程度だ。しかしイスラム圏の保守的なファミリーにとって、女性が自分で結婚相手を選ぶ事は死に値するほど恥ずべき事だという。何故怒りは男性ではなく、女性に向けられるのだろうか?立場が弱い者へ向けられる暴力はドメスティック・バイオレンスであり、殺人は極端なDVといえるかもしれない。
他のケースでは、男が女性に結婚を申し込んだが断られたため、腹いせに女性とその家族も殺してしまう事がある。この場合も名誉殺人と呼ばれるようだ。その呼び方はイスラム圏の言葉を直訳したものである。
6月5日、パキスタン・パンジャブ州からのニュース。名誉殺人を生き残った、サバという名の18歳の女性。殺人の理由は、5日前に近所に住む恋人と、家族の反対を押し切って結婚したため。
彼女は父親と兄、叔父とその妻にハフィザバッドへ連れて行かれ、拷問を受けた後銃で2発撃たれ、死んだと思われて袋につめられ、水路に捨てられた。弾丸は頬と右手に当たった。
水の中で意識を取り戻したサバは、袋の中でもがいているところを通行人に助けられた。通行人は、サバは瀕死の状態にあってもとても落ち着いていて勇敢だったと語った。父親と親戚は警察から逃亡中だという。
5月27日にパキスタン・ラホールで名誉殺人がニュースになったばかりだった。理由は同じで、娘が自分が好きな人と結婚したため。親戚総出で石打の刑にされた。
名誉殺人は国際的に注目を浴びるようになったため、地元警察も動かざるを得なくなった。以前は家庭内の出来事として犯罪にならなかったのだ。2013年だけでも、ニュースになった名誉殺人は869件ある。しかし事件にならない名誉殺人は更に多くあると思われる。
実はそのパキスタンに、旅行にいこうかなと計画を立てている。早くて今年10月に行くかもしれない。勿論面倒な事に巻き込まれたくないので、情勢を見ながら検討中。何故パキスタンかというと、(高齢の)母が、シルクロードのフンザという所へ行ってみたいと言うからである。余計行かないほうがいいかもしれない理由だ。ラホールやイスラマバードへ行きたくないので、中国からカラコルムハイウェイで入って、また同じ道を帰るという行程を考えている。しかし安全と言われる北部の山岳地域、フンザ付近でも去年の6月に旅行者に対する襲撃があった。現在は南部カラチ国際空港はタリバンによる襲撃が今月8日にあり、閉鎖している。



