自死ゼロ・事故ゼロの世界を創るメンタルコーチ
安田伸也です。
「人は他人に迷惑をかけずに生きることはできない」
あなたは、この言葉を聞いてどう感じましたか?
少しホッとしないでしょうか?
家族や同僚に迷惑をかけないように、いつも一生懸命頑張っている働く女性の皆さん。
毎日の仕事、家庭、そして自分の健康。
いくつもの「責任」を抱えながら、そのすべてを完璧にこなそうとする姿勢、本当に素晴らしいと思います。
でも、その反面「私の頑張りが足りないんじゃないか」「家族にも職場にも迷惑をかけたくないのに…」と、自分を責めてしまうことも多いのではないでしょうか。
でもね。
よく考えてみてください。
人は他人に迷惑をかけずに生きることはできないのです
実は誰もが、知らず知らずのうちにお互いに迷惑をかけ合って生きています。
そして、それは悪いことではないと、わたしは思うんです。
むしろ「迷惑をかけ合う」からこそ、そこに支え合いが生まれるんじゃないでしょうか?
「お互い様」なのです。
ここで、どうして自分を責めてしまうのか、その理由を考えてみましょう。
なぜ「迷惑をかけないように」と思うのでしょうか。
そこには「ちゃんと役割を果たしたい」という責任感や、他人を思いやる優しさが根底にあるからですよね。
ですが、その強い思いが反転してしまうと、少しでも思い通りにいかないときに自分を責めてしまう原因になりがちです。
例えば、家庭での役割や職場での成果に関して、「どちらも完璧にしなくちゃ」とプレッシャーを感じていると、どちらか一方がうまくいかないときに「私はどちらもダメだ…」と自己否定に陥ってしまうこともあるでしょう。
でも、まず覚えて欲しいのは、
「あなたは十分頑張っている」ということ。
家族や同僚のために頑張る気持ちはとても、尊いものです。
それがあなたの価値を証明しているのかもしれません。
しかし、その頑張りを認めてあげられるのは、自分しかいないんですよ。
「迷惑をかけること」を受け入れてください。
人間は完全ではありませんし、すべてを完璧にこなすこともできません。
間違いも犯します。
だからこそ、お互いに迷惑をかけ合うのは自然なことだと思うのですが、いかがでしょうか?
けして、「迷惑をかけて当然だ」なんて開き直れと言っているわけではないので、誤解しないでくださいね。
そんな頑張っている姿は、周りの人も見ています。
だから、家族や職場で何かのミスをしてしまったとしても、きっと周りは理解してくれるでしょう。
たとえば、「家事ができなかった日」があったとしましょう。
そのときに家族があなたの代わりに家事をしてくれるかもしれません。
それが家族の関係を深めるきっかけになることだってあると思うんです。
同じように、職場でも小さなミスがあったときに、同僚が助けてくれると「自分は独りじゃないんだ」と実感できたことはありませんか?
では、どうすれば「迷惑をかけたくない」という思いから来る罪悪感を和らげることができるのでしょうか。以下の3つを試してみてください。
1,「ありがとう」を言う
誰かに助けてもらったときには、感謝の気持ちを忘れないことです。
「ありがとう」と伝えることで、助けてもらったことをポジティブに捉えることができ、自分を責める気持ちが少し和らぎます。
2,期待値を下げる
「何が何でも完璧にやりたい」という思いが罪悪感につながることもあります。
少しだけ期待値を下げて「今日は7割でもよしとしよう」と考えると、肩の力が抜けて、自然と他人に頼ることができるようになるかもしれません。
3,小さな成功を認める
日々の小さな成功を認めることも大切です。
「今日は会議を上手くまとめられた」「家事をしっかりこなせた」といった小さな達成感を積み重ねることで、自己否定の気持ちも和らいでいくはずです。
インドでは、
「人は他人に迷惑をかけずに生きることはできない。だから、あなたも人から迷惑をかけられても許してあげなさい」
そう教えるそうですよ。
最後に、アルフレッド・アドラーのわたしの大好きな言葉を紹介します。
「人は不完全だからこそ協力できる」
そういっても、周りの人の協力を得られない、周りからも責められてしまう、そういっても簡単には行かない。
もしも、そうあたなが感じているのであれば、メルマガに登録してわたしに連絡をくださいませ。
お力になれたら幸いです。
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