創りたいのは自死ゼロと労災ゼロの世界
【うつ専門メンタルコーチ&講師】
安田伸也です。
わたしは、15、6年前まではタバコを吸ってました。
1日2箱とか吸ってましたね。
ヘビースモーカーといって良いほどでした。
しかし、今は全くタバコを吸いたいとも思わないし、吸いません。
というより、タバコの匂いが大嫌いになりました。
なぜ、タバコをやめられたか。
よく止められましたね。とか言われるので、その時のエピソードをお話しします。
止める切っ掛けになったのは、こんなことがあったからです。
当時、わたしは単身赴任中でしたが、週末は自宅へ帰ってきていました。
帰ってくると、家でタバコを吸うわけです。
当時(15、6年前)自宅には嫁さんと、娘2人が住んでいました。
たしか、長女が小学校6年生、次女が小学校4年生だったと思います。
で、ある時。
嫁さんとその次女から、リビングで責められたんです。
臭くて仕方ないからタバコを止めろと。
今では、すごくわかるんですけどね。
当時は自分が喫煙者だったこともあって、どんだけ迷惑をかけているか、実感が湧かなかったんです。
そういうのもあって、責められれば責められるほど、絶対やめないぞとか、やめるもんかみたいな、変な意地を張ってしまいました。
わたしも、一応気を遣って外で吸ったり、空気清浄機の前で吸ったりしていたんですよ。
だけど、嫁と次女は、とうとう我慢できなくなったようで、髪の毛が臭くなるとか、タバコの匂いで空気が悪くなるとかいろいろ言われました。
それまで、話しを傍らで聞いていた長女が、突然こう言ったんです。
「お父さんをいじめないで!」と。
髪の毛が臭くなったら洗えば済む。
空気が汚れたら窓開けて空気入れ替えればいい。
だから お父さんを責めないで、って言ってくれたんです。
メチャクチャ嬉しかったです。
しかし、同時にこう思ったんです。
父親として、娘にこんな事を言わせてはいけない。
自分の言動が原因で、母親へ反抗させるような事を言わせてはいけない。
とね。
だから、タバコはやめよう。
そう決心できたんです。
実の娘に親に反抗させるようなことを言わせてしまった。
それがすごくショックだったんです。
まあ実際に辞めるまでには、結構大変だったんですけどもね。
でも、このことがあったからこそ、タバコを止めようと思えたんです。
人間の心理って、こういうもんだと思うんです。
誰かを説得したり、諭したりする時に、相手のことを責めてしまうとうまく行かないんじゃ無いかって思います。
わたしのように意固地になっちゃったりしてね。
相手が意地になって物事こじれることがあると思うんですよ。
だけど、 自分を信じて応援してくれる人がいる。
その人のためなら、変わってみようかなとか、変わってもいいのかなとか、そんなことが思えるようになるんじゃないですかね。
少なくともわたしは、娘がそうやって応援してくれたおかげで、タバコをやめることができました。
彼女が大人になってから、あのことがあったから、タバコをやめることができた。
ありがとう。
お礼を言ったら、本人は全く覚えてなかったですけど。💦
人に変わって欲しいと思ったら、責めたり、無理やり変えようとするのではなく、相手の気持ちを理解しようとする。
まずは、認めてあげ、感謝したり、応援したりしてあげてください。
その上で、こちらの要望を冷静に伝える。
そうすると、相手もなんか間違ってるのかなとか、変えようかなって、自分と向き合うきっかけになるんじゃないでしょうか。
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