自死ゼロ・事故ゼロの世界を創るメンタルコーチ

 

安田伸也です。

 

 

※本記事は [初回公開:2024年1月] の内容をもとに、[最終更新:2026年2月27日] に見直しました。

 

 

これまで、潜水士として経験した

  • 車の海中転落(自死)
  • 漁船転覆事故

についてお話ししてきました。

 

今回はそのまとめとして、
自死と事故に共通する本質についてお伝えします。

 

 


👤 筆者プロフィール

うつ専門メンタルコーチ・講師。
企業・家庭・教育の現場で「傾聴スキル」を活かし、人が自ら動き出す支援を行っています。

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日本の自死の現状|毎日60〜80人が命を絶っている

警察庁の統計によると、日本では毎年約2万人前後の方が自死しています。

 

単純計算すると、

毎日およそ60人以上

が自ら命を絶っていることになります。

 

しかし、そのほとんどは報道されません。

 

理由は、遺族への配慮なんです。

 

有名人にそのようなことがあると、噂は立ちますが明確には発表されません。

 

だからこそ、私たちが日常で目にしている数字以上に、現実は深刻だと言えます。

▲上へ

海上保安庁で見てきた「死の日常」

 

私は海上保安庁で35年間勤務し、数多くの事故・事件に関わってきました。

  • 船同士の衝突事故
  • 海中転落による溺死
  • 転覆事故
  • 自死

調査のために現場へ赴き、関係者の話を聴き、
事故報告書を作成する日々を送っていました。

 

そこにはいつも「突然の死」がありました。

 

生きたくても生きられなかった命。
 

自ら死を選んでしまった命。

 

なぜ、こんな理不尽なことが起きるのか。

 

私はずっと答えを探していました。

▲上へ

自死と事故の共通点とは?

 

長年の経験から気づいた共通点があります。

それは――

 

亡くなった人ではなく、残された人に共通点があるということ。

 

「大切な人が突然いなくなる」

という悲しい現実です。

 

事故は、突然起こります。

 

そして自死も、多くの場合は誰にも何も相談されることはありません。

 

私の後輩の潜水士も、誰にも何も言わず亡くなりました。
 

生まれたばかりの赤ん坊がいたにもかかわらず。

 

わたしも、どうして相談してくれなかったのかと、無念な気持ちでいっぱいでした。

 

事故死も自死も、残された家族にとっては“青天の霹靂”です。

▲上へ

人はいつか死ぬ。でも「突然」は...

 

人はいつか死にます。

それは避けられません。

しかし、

  • 病気
  • 老衰

などであれば、心の準備ができます。

 

私の母もがんで亡くなりました。
 

ホスピスで過ごした最後の時間で、家族として心の準備ができました。

 

お別れもできました。

 

しかし事故や自死は違います。

 

心の準備もなく、突然大切な家族や友人がいなくなる。

 

取り残された人の苦しみは、計り知れません。

▲上へ

もう一つの共通点|防げる可能性があるという事実

そして、もう一つの共通点があります。

 

それは、

どちらもコミュニケーションで防げる可能性がある

ということです。

▲上へ

自死とうつ|社会とのコミュニケーション不全

 

うつは「社会性の問題」と言われます。

  • 自分はどう感じているのか
  • 何に苦しんでいるのか
  • 本当はどうしたいのか

 

自分自身との対話ができなくなってしまいます。

 

そして、周囲とのコミュニケーションが絶たれてしまう。

 

孤立が深まったとき、人は追い込まれてしまいます。

 

しかし、

  • 話せる人がいる
  • 本音を出せる場所がある

これだけで、未来は変わる可能性があります。

▲上へ

事故と安全対策|現場コミュニケーションの重要性

 

一方、事故防止の現場でも同じです。

 

潜水士は常に危険と隣り合わせ。

 

だからこそ、

  • 単独行動はしない
  • 必ず2人1組
  • 作業前ミーティングを徹底

ここで重要なのが、相互理解のコミュニケーションです。

  • 相手の意見を聴く
  • イメージを共有する
  • 思い込みを排除する

 

しかし人は価値観が違います。

「言ったつもり」
「わかったつもり」

が事故を生みます。

 

コミュニケーションの本質を理解すれば、
事故は必ず減らせると私は信じています。

▲上へ

なぜ私は「自死ゼロ・事故ゼロ」を目指すのか

自死も事故も、

残された人の人生を大きく変えてしまいます。

 

だから私は、

自死ゼロと事故ゼロの世界を創りたい

そう本気で思っています。

 

正直に言えば、私が生きている間に実現できないかもしれません。

 

それでも、

誰かがやらなければならない。

 

その覚悟で、安全大会の講演活動を続けています。

▲上へ

まとめ|すべては「コミュニケーション」から始まる

  • ✔ 自死も事故も突然起こる
  • ✔ 残された人の心に深い傷を残す
  • ✔ しかし、どちらも未然に防止できる可能性がある

その鍵は、

自分との対話
周囲との対話

つまり、コミュニケーションです。

 

一人では難しい。

 

でも、社会全体で取り組めば必ず変えられる。

 

私はそう信じています。

 


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