創りたいのは自死ゼロと労災ゼロの世界
【うつ専門メンタルコーチ&講師】

安田伸也です。

これまでのお話、いかがだったでしょうか?

最後にまとめです。


【共通点】


海上保安庁にいた35年間に嫌というほど事件・事故に関わりました。



事故の調査のために現場に赴いたり、実際に関係者から話しも聴きました。



実際に自分が調査した以外にも、多くの事故調査報告の精査をしていました。



陸上の交通事故と同じように、船同士の衝突で亡くなる方。



海に転落して溺死する方などなど。



そして、自死されるも多くいます。



警察庁の統計によると自死する人は、毎年1年間で約2万人から3万人。


単純計算で、毎日約60人〜80人が自ら命を絶っています。


しかし、そのほとんどが報道されません。


何故かというと、遺族の方々に配慮してのことです。


身元がわかることがあるから例外として、身元不明死体は広報しますけどね。



少し話がそれますが、同じ死んだ人なのに
「死体」「遺体」

呼び方が変わりますよね。


どうしてかわかりますか?





身元が判明しているかどうかの違いです。


話を元に戻しますと...

そんな状態なので、あなたが普段目にする以上に自死する人は多いと思っていいでしょう。


なんせ、日本全国で毎日60人〜80人ですからね。



海上保安庁にいた35年間、海上保安官の時は人の死は日常にありました。


前回の記事のように生きたくても生きることを許されない命がある一方、自分で死を選ぶ人もいる。



どうしてこんな事になってしまうんだろう。



と、ずっとそんな理不尽な想いを感じていました。



そして、その答を探す中、自死と事故の共通点に気がつきました。



それは、亡くなる方ではなく、残された方々の共通点。


「大切な人が突然いなくなる」という共通点です



事故は、突然起こります。



自死する方も、誰にも相談せずに逝ってしまう人がほとんどのようです。


わたしの後輩の潜水士も、誰にも何も言わずに亡くなりました。

生まれたばかりの赤ん坊もいたのにです。


事故死も自死も残された方々にとっては、正しく青天の霹靂なのです。




人はいつか死にます。



それは避けられません。



だけど、病気や老衰などで亡くなるのならまだ受け入れることができるでしょう。



そして、辛いけど周りの人は心の準備ができます。



わたしの母親もガンで亡くなりましたが、一般の病院からホスピスへ移ってから残りの半月である程度心の準備ができたし、最後のお別れもできました。



大切な家族や友人が突然いなくなる。



取り残される方々の心中は、計り知れないものがあります。



そして、もう一つの共通点があります。



両方とも、上手くコミュニケーションを取ることで防ぐことが出来るということ。




うつは「社会性の問題」と言われます。



自分と社会がどう関わるかの問題です。



そして、自分自身とのコミュニケーション。

自分はどう感じているのか、どう考えているのか、本当はどうしたいのか。


それを知り、自分の心を解放することで防ぐことができる。

 

 

わたしはそう信じています。



一方、わたしが講演でお話ししている労災は、独りで防ぐのはとても難しい。



だから、常に危険と隣り合わせの潜水士達は、ミーティングで共通理解を図り、単独行動はせずに最低でも2人一組で作業に当たります。



このミーティングでも大切なのは、相互理解のコミュニケーションです。



キチンと相手の意見を聴き、お互いのイメージを一致させる。



しかし、人は1人1人価値観や考え方が違うので、なかなかできているようで出来ていない。



そんなことが起こります。



これもコミュニケーションの本質を知れば、労災を防止することはは必ず出来ます。



それが、わたしにとっての今の仕事をしている理由です。



自死と労災をゼロにする。


そんな世界を創りたいんです。



しかし、自分独りでは到底出来ません。


わたしが死ぬまでに出来ないかもしれません。


それでも、誰かがやらなければならないと思っています。


もしよければ、あなたのお力をお貸しください。




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