自死ゼロ・事故ゼロの世界を創るメンタルコーチ

 

安田伸也です。

 

 

 

※本記事は [初回公開:2024年1月] の内容をもとに、[最終更新:2026年2月14日] に見直しました。

 

【海上保安庁 潜水士の実話②】初出動は港への車転落事故|救えなかった命と無力感

前回は、私が海上保安庁の潜水士になった経緯と、地獄の潜水研修についてお話ししました。

 

今回は、潜水士としての初出動についてお伝えします。

 

それは、私の人生観を大きく変える出来事となりました。

 

 

 


👤 筆者プロフィール

うつ専門メンタルコーチ・講師。
企業・家庭・教育の現場で「傾聴スキル」を活かし、人が自ら動き出す支援を行っています。

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■ 港で発生した車の海中転落事故|自死が多発していた現場

 

11月の午後。
秋も深まり、冬を目前に控えた曇り空の日でした。

 

巡視船が岸壁に着岸し待機していると、

「車が海へ転落した」

 

という通報が入りました。

 

その港は、当時「車による自死」が多い場所として知られていました。

 

私を含む潜水班5名に、陸路で現場へ急行せよとの指令。

 

初出動でしたが、不思議と恐怖よりも

「よし、やるぞ」

という気持ちのほうが強かったのを覚えています。

 

■ 水中捜索の現実|視界ゼロの恐怖

 

現場に到着すると、閑散としているはずの港に

・パトカー
・消防車
・救急車

が集まり、騒然としていました。

 

目撃情報では、白いセダンが相当なスピードで海へ飛び込んだとのこと。

 

岸壁の車止めには、真新しい衝突跡が残っていました。

 

私たちは潜水準備を整え、ブイを投入し捜索を開始。

 

しかし――

水中は濁り、自分の指先すら見えない状態。

 

心臓の鼓動が激しくなるのを感じながら、ゆっくりと潜ります。

 

水深約5メートル。

 

ぼんやりと、白い車体が見えました。

「中に人がいる」

そう思った瞬間、私はパニックを起こし、水面へ浮上してしまいました。

 

先輩潜水士が追って浮上し、

「どうした!行くぞ!」

と叱責。

 

情けない初出動となりました。💦

 

■ 救えなかった命|現場検証で知った事実

 

気を取り直し、再び潜水。

 

先輩が割れた窓から車内の人物を引き出し、
私は他の隊員と協力して車体にワイヤーを通し、クレーンで引き揚げました。

 

 
 

 

 

その後、刑事さんとともに車内の現場検証。

 

・ドアはロックされているか
・ギアの位置はどうか
・事件性はないか

慎重に確認していきます。

 

そのとき、私は運転席の足元に違和感を覚えました。

 

ブレーキペダルの後ろに、コンクリートブロックが置かれていたのです。

 

私が戸惑っていると、刑事が静かに言いました。

「怖くなってブレーキを踏んでも効かないようにしたんだろう」

その瞬間、胸の奥に言葉にできない感情が込み上げました。

 

■ 潜水士としての無力感|救助できなかった現実

 

厳しい訓練を乗り越え、

「これからは助けを待つ人を救う」

そう思っていた矢先でした。

 

しかし現実は違いました。

 

私はこの人を救うことができなかった。

 

ただ、引き揚げるだけ。

 

心の中は、強い無力感で満たされました。

 

■ 映画のようにはいかない|潜水士の現実

 

その後も、私は数多くの海難事故現場へ向かいました。

・転覆船
・海中転落事故
・水難事故

 

しかし――

一度も、窮地に陥った人を救助することはできませんでした。

 

映画『海猿』のように、
劇的な救出劇は現実ではほとんど起こりません。

 

多くの場合、私たちの任務は

「救助」ではなく「収容」でした。

 

水死体を引き揚げる仕事。
 

それが潜水士としての現実でした。

 

■ 「自死ゼロ」を目指す原点

この最初の事件が、私の心に深く刻まれました。

 

なぜ、人はここまで追い込まれてしまうのか。
 

どうすれば防げたのか。

 

潜水士として海に潜りながら、
私はずっと考え続けることになります。

 

そして約7年後――

ある事件をきっかけに、
私の潜水士としての人生は幕を閉じます。

 

続きは、次回お伝えします。

 

■ まとめ|救えなかった命が教えてくれたこと

初出動で経験した車の海中転落事故。

 

それは、

・潜水士の現実
・命の重さ
・そして自死の深刻さ

を突きつける出来事でした。

 

この経験こそが、
私が「自死ゼロ・事故ゼロ」の社会を目指す原点です。

 

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