脳は、肯定と否定の区別が付かない。
わたしが心理学を勉強して知ったことです。
脳は「○○するな」と言われても、これは「○○しろ」と命令されているのと同じだと理解するんですよね。
だから「するな」と言われたことをしたくなってしまうのです。
わたしは「否定命令の罠」と呼んでいます。
昔話の「鶴の恩返し」では、「この襖を開けないでください」という娘に頼まれたにもかかわらず、おじいさんとおばあさんは開けてしまいました。
アダムとイヴはエデンの園で善悪の実だけは決して食べてはならないと禁止されましたが、蛇にそそのかされて食べてしまいます。
じゃあ、どうすれば良いのかというと、人に指示をするときには禁止形ではなく「××してください」と行動して欲しいことを言う。
例えば、「ココは禁煙です」というより「喫煙はこちらで」と場所を示して上げた方が効果的。
走り回る子どもに走って欲しくなければ「ここに座っていてね、お母さん座っていてくれるととっても嬉しい」とお願いし、従ってくれたら感謝する。
この感謝が重要で、良いことをしたという気持ちにさせます。
すると、もっとやりたくなる。
そういう好循環を生むのです。
否定的な言葉より、肯定的な言葉。
自分が発する言葉に注意すると、幸せに近づきます。
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